大鯰(おおなまず)、東北地方太平洋沖に現る

1855年(安政2年)、江戸の町を「安政の大地震」が襲いました。
震災後、大鯰(おおなまず)を描いた浮世絵が大流行しました。

地下に潜む大鯰こそ、地震を引き起こした犯人だというのです。
鹿島大明神が「要石(かなめいし)」で暴れる鯰を押さえてくれるという言い伝えも当時広く伝わりました。

150年以上の時を超え、2011年3月11日、東北地方太平洋沖に巨大な鯰が出現し、大暴れしました。

震災の影響は今だ計り知れないものですが、世界中からの暖かな祈りや励まし、支援、そして未来への希望が現代の「要石」となって、私たちに力を与えてくれます。

<参考>
消防防災博物館 HP: 「鯰絵」について
wikipedia: 「鯰絵」について

(by Koozyt + 「大江戸妖怪集」アプリチーム)

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