第2回 “shiawase2.0 シンポジウム” に ふたたび “笑顔” を出展しました!

こんにちは!

3月18日(日)、クウジットは慶応大学三田キャンパスで開催された “第2回shiawase2.0 シンポジウム” に「笑顔計測の部屋」を設けて参加致しました。

shiawase2.0シンポジウムとは、シアワセの新しい形を考えるシンポジウム。第1回は昨年2017年3月20日 国際幸福デーに開催され、今回2回目の開催です。

シンポジウムの主催は、慶應SDM 幸福学の前野隆司教授らを中心にしたshiawase2.0実行委員会。クウジットは、2015年度から慶応SDM 前野先生らと「幸福学xテクノロジー、笑顔計測」の領域での共同研究を行っています。(ご参考: 慶應SDMxクウジット共同研究ふりかえり

また、クウジットでは、近年、新たに「健康経営」をコンセプトにした、おかげさまお互いさまの街づくり、企業づくりの活動にも力をいれていることから、今回シンポジムに出展した笑顔にまつわる「技術群」も「街づくりに」貢献できる技術を持ちながら、表の顔は「楽しい体験ができるモノ」や「楽しい体験をサポートするモノ」となっています。

さて、今回出展したのは5点!
昨年はなかった新しいものが1点、進化したもの3点、そして、継続展示が1点です。

◆顔で弾く楽器(shiawase2.0初出展)

「表情を変えることで演奏できる楽器です。表情を数値化して、いろんな音楽パラメータに割り当てることが出来ます。慣れてくるとかなり音楽的な表現も可能ですよ。演奏するから笑うのではない。笑うから演奏できるのだ。(クウジット公式ホームページより)」

ということで、、カメラのまえに立ち、みなさん「顔の筋肉」で演奏にチャレンジ!

画面はこんな感じ。

かたまる人

いきなり名演の人

手をつかう人

演奏にはかっこいいBGMもつくので、バンド演奏しているような快感があじわえるのがスゴイ。顔の筋肉だけで、どのくらい音の広がりが出せるのか、ぜひ体験していただきたいイッピン。

製作者

ちなみに、製作者は「我ながらあきないなー」といって一日中演奏していました。顔の筋肉をこんなに使ったことない!というくらい使えてしまい、知らず知らずに笑顔筋も鍛えられるという利点あり!

◆あだ名プリンター AI ハイブリッド(shiawase2.0 進化して2回目出展)

「あなたの風貌から勝手にあだ名をつけてプリントします。イベントで大好評、あだ名プリンタのAIがハイブリッドになって生まれ変わりました!写真に写った服装や表情を Google Cloud Vision API および Microsoft Face API にて解析、その結果をクウジット秘伝の変換テーブルに入力することで最適なあだ名を生成します。生成されたあだ名はいにしえから伝わる「空実の口」からゆっくり出てくるので、どんなあだ名か楽しみ!しあわせの第一歩は自己受容から。変なあだ名になってもうらみっこなしですよ!!(クウジット公式ホームページより)」

どのイベントにいっても大人気の「あだ名プリンター」。こちらも前述の製作者と同じ、小野秀行氏の作品です。どちらにも共通するのが、人の本能をほりおこすところに注目している点?でしょうか。

どのイベントでも大人気の「あだ名プリンター」が進化しました!

あだ名をつけられたい本能、ついついあだ名をつける本能?により、皆さん、やりたいやりたい!といって集まってきてくれます。

顔で弾く楽器のあとに、ここに来て、こちらの画面のまえでも顔筋をうごかしてしまう子供たち。でもこちらは、ハイチーズ!の静止画でだいじょうぶです。

あだ名はここから出てきます。

ときには、刺激的なあだ名もでてきますので、自己受容の気持ちを広~くゆたかにもってチャレンジしてみてください。

◆笑顔バトル「スマイルコイン」(shiawase2.0 進化して2回目出展)

「笑顔バトルは、カメラの前で笑顔度を競うゲームです。勝った人の頭上に王冠が降りてきて、負けた人の顔にはお面が被せられてしまいます。イベントのスタイルによって見た目を入れ替えることも可能です!(クウジット公式ホームページより)」

そして、クウジットのイベント出展ではベテランの「スマイルコイン」!この日は、クウジットと共に虎ノ門の街づくりに携わる “カモン虎ノ門制作委員会” の皆さんが来場。地域のインターネット放送局「虎ノ門でごめんなさい」の収録も行われ、、皆でスマイルコインにもチャレンジ。

カモン虎ノ門制作委員会の皆さん、と、カモ虎課長!

笑顔バトルは、勝った人の頭上に王冠が降りてきて、負けた人の顔には、カモ虎課長のお面を被されてしまうというゲーム。

3・2・1 のカウントダウンでサイコウの笑顔~!!

勝者けっていの瞬間!!

納得のキラキラ笑顔の方に王冠がおりてきました!今回も、親子やお友だち同士などなど、色々な組み合わせで楽しんでいただているようでした。ちなみに、進化ポイントはこちら。

操作方法が進化!

いままでキーパッドで操作していたこのマシン。ワンタッチボタンで操作が可能になりました!

◆ハピネスゲート(shiawase2.0 進化して2回目の出展)

「今の気分はハッピー?それともアンハッピー?
ゲートをくぐるだけで、来場者の直感的な気分のアンケートがとれます。アンケート結果はリアルタイムで集計ページに反映される仕組み。入り口と出口に設置すれば、展示によって気分があがったかどうかが集計できます。いらっしゃいませ~!と元気に音声でフィードバックしてくれますよ!(クウジット公式ホームページより)」

さて、来てくださった方はお気づきと思いますが、お部屋の入口には「Are You Happy?」「 Yes 」「 No」のゲートがありました。こちらは、昨年、このイベントで初お披露目をした「ハピネスゲート」の進化したもの!

あなたはどちらを通りますか?という入口。

イベントを体験する前と後。ハッピーな気分に変化はありましたか?

お帰りのさいにも道を選んでいただいてお見送り。

「ハピネスゲート」は、より直感的に答えてもらうアンケートのようなもの。例えば記入するタイプのアンケートより、もっと直感に近い心の動きを捉えられないかと研究開発されているものです。今回もこの場での実証実験が、さらなる改良に活かされます。

結果はこちらにリアルタイムで表示されます。

このゲート、昨年までは↓こんなスタイルでした。今回のスタイルになり、狭い入口にも設置が可能になり、車椅子も通れるようになりました。

2017年度版ハピネスゲート

◆笑顔計測(shiawase2.0 2回目の出展)

「笑顔計測ビューワーは、イベント中の笑顔計測の結果を可視化するツールです。記録されたイベント映像における議論の過程を俯瞰して振り返ることができます。ビューア画面には、表情解析システムで解析された統計情報がグラフで表示され、記録されたパノラマ映像を特徴的な場面にシークすることができます。長時間のイベントにおいても、効率的に、ある瞬間のイベント中のテーブルの様子、参加者の表情を見返すことが可能になります。(クウジット公式ホームページより)」

クウジットの部屋で各種笑顔体験をしたあとは、種や仕掛けを明かしてくれるのが、「笑顔計測ビューワー」説明コーナーです。(2015年度に東大i.school向けに開発した「ハピネスカウンター for ワークショップ」がベースとなっています。)

笑顔計測ってなんですか?

たとえば、長時間のワークショップでも、ここに表示される「盛り上がり点」を見つけてタップすれば「笑顔の多かった瞬間」の映像を表示することも可能。会場の「笑顔度(うけた度合」や「集中度」などを読み取ることが可能と考えています。

今回は、シンポジウムのなかで「第1回shiawase学会」(幸せに関する研究や活動の成果・経過をシェアし対話する場)という場も設けられていたためか、このような笑顔や幸せを裏付ける技術説明の話しを聞きたい、とココを目指して来てくださる方もいらっしゃいました。

今年も、会場にて、新たな交流もうまれた shiawase2.0シンポジウムのクウジットの部屋。

ありがとうございました!

今後の研究、次の展開に活かせる出会いに感謝しつつ、終了です!

ありがとうございました!

【reported by atsuko】

※ 本デモ展示は、クウジット株式会社が提供するKART顔画像認識ソリューションおよび、ソニー株式会社が開発した顔画像認識技術を利用しています