麻布十番つながりのオリジナルのフシタニさんより、建築家の青木淳さんをご紹介いただき、神宮前にある事務所を訪問、「PlaceEngine」をはじめ「ロケーション・アンプ」などKoozytで手掛けている位置情報に関連するIT技術を紹介、それらを話のネタに、意見交換させていただきました。
なぜ建築家の青木さんと?と思われるかもしれませんが、Koozytは、「空」(ネット)と「実」(リアル)をつなぐ技術で社会に貢献したいという思いを込めて立ち上げた会社です。まだまだ試行錯誤中ですが、場所や空間といったリアルな場で活躍する方々とIT技術を背景に持つ私たちがどのように今後コラボレーションして新しい価値を生みだしていけるか、そこにやりがいを感じているからです。
「ロケーション・アンプ」のコンセプトである、場所や行動履歴に応じた情報配信と、それに付随した人の行動の滞留や回遊を促す作用についての話の流れで、青木さんは、都市や建物は、本来多様性であるべきだ。人それぞれに多様な価値を持つのが本来の姿。昨今話題に上がる独り勝ちの世の中(特にネットはそれが顕著)と対比され、一極集中は、そういう意味では、未熟なフェーズともいえるのではという。
まだまだ建築設計や空間演出、はたまた都市デザインにおける IT技術の活用に関して、私たちが哲学を持って設計フェーズに参画することはできていないが、将来、一緒にコラボレーションできるようになるのが、「ロケーション・アンプ」コンセプトの達成したいビジョンでもあります。
とても刺激的で豊かな時間を過ごさせていただきました。
(by Taka Sueyoshi)