第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト DCON 2025 本選終了!

2025年5月10日に日本ディープラーニング協会主催の、第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト DCON 2025 本選が渋谷のヒカリエホールで行われました! クウジットは一次審査員を担当させていただいた関係で、ヒカリエホールでの本選の観戦にもご招待いただきましたのでそのレポートとなります。

本選に出場したのは厳しい審査を通過した10高専による5分間のピッチバトル。ここでのプレゼンでどれだけ審査員にマーケット、成長戦略、技術力などの総合的な価値をアピールできるかが重要です。応募総数42高専/95チーム/111作品の中から一次審査、二次審査、本選出場審査を勝ち抜いてきた猛者たちですのでどんなプレゼンになるのか期待も高まります。

日本ディープラーニング協会(JDLA)理事長の松尾豊教授のご挨拶の後、石破茂総理大臣からのメッセージと続きます。すごいですね。

本戦出場した10組はこちら
北は仙台、南は沖縄までと日本中から最終10組が選ばれました。私が一次審査員をやったときに高評価を付けたチームも複数残っています! つい応援してしまいますがフェアな目で10組のみなさんのプレゼンを観ました。

全体的な感想としては、さすが最終10組に残ったチームだけあってどのチームもプレゼンが非常に上手だということ。ジョブズ?かと思うような瞬間も多々ありました。この日に向けて並々ならぬ練習をしてきたのだろうなぁと思うと目頭が熱くなります。また、技術だけでなくビジネスモデルや成長戦略もよく練られていることに感心しました。各チームに経験豊富なメンターの方がついて指導されていたことも彼らのプレゼンの質向上に大きく貢献されているのだと思います。

本選の様子は YouTube でも公開されています。ぜひ御覧ください。

「 高専DCON2025」 ものづくり×AI×事業性のリアル体験型コンテスト 本選生中継!

どのチームの発表も素晴らしかったのですが、最終結果は審査員満票を獲得した豊田工業高等専門学校の「ながらかいご」の優勝となりました。VC の評価額はなんと大会初の7億円!!2位にも大差をつけてのダントツでした。

彼らのプレゼンは 2:52:35 あたりからとなります。ぜひ御覧ください。
このチームのすごいところは、ウェアラブルハードウェアと生成AI を使ったソフトウェアの開発にとどまらず、実際の介護現場にて実証実験を開始していることと、介護現場で使用しているシステムとの連携を行っているところです。すでにほぼ実用可能なのではと思う完成度でした。

クウジットも先日「Active Aging Platform」構想を発表しましたが、若い彼らが高齢者向けのソリューションを考えていることに感銘を受けましたし、我々も頑張らねばと刺激になりました。将来彼らと何かコラボできたらそれも嬉しいです。

豊田工業高専のみなさま、改めましておめでとうございました!
また、JDLA のスタッフのみなさん、メンターのみなさん、審査員のみなさんも大変お疲れ様でした。

今回一次審査員という機会を与えていただきありがとうございました。大変ワクワクしましたし、自分自身への刺激にもなりました。お礼申し上げます。
まだまだ若いモンには負けないぞ、という気概で頑張ります。

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