6/14「エミーとゼニーの金融論 in 新虎小屋 SEASON2 #5」(ゲスト: 小野寺学さん)開催

末吉です。

6/14(金)に、新虎小屋店主/カモン虎ノ門製作委員会、虎ノ門のご当地キャラクター「カモ虎課長」の生みの親、小野寺学さんをお迎えし、シーズン2の第5回目の対話会が開催されました。

今回、山梨英和大学から地方学生支援チケット利用1名(参加費無料、交通費支援10,000円)。さらに、参加者の皆さまから、地方学生支援、恩送りのお金のドネーション 合計8,000円のお気持ちをいただきました。ありがとうございます。

対話会の前半は、小野寺さんのカモン虎ノ門製作委員会活動のトーク。後半は、メインファシリテーターの江上広行さんが最近お気に入りという、NVCニーズカードをつかった街づくりアイデア大喜利でした。いつもの小野寺さんのお笑いイベントなどのエンタメ企画とは違い、少人数でじっくりと、ゆったりと対話の時間が流れました。スタッフご協力の半田志野さん、UR加藤さん、徳島からの渡邉芳彦さんら、みなさんありがとうございました。

今回の懇親会では、小野寺さん馴染みの近隣の海鮮居酒屋「鯨の胃袋」からケータリング。そして、エミー&ゼニーに関係ありそうなギフトと考え、虎ノ門にある老舗呉服店「丁子屋」さんから、香りのうちわをプレゼント。左手にもってもらい左うちわ(利き手でない左手であおぐ様子が、あくせく働く必要がなく、ゆったりした生活を送っているよう見えるさま)になるとよいですね!w (私は利き腕が左ですから、その場合は、右うちわというのかな)

さて、私自身も、カモン虎ノ門製作委員会のメンバーですので、当日の補足かねて、小野寺さん活動を下記にご紹介。

ここ虎ノ門は、虎ノ門ヒルズ設立5周年。その1年ほど前の6年前、森ビルさんらデベロッパーや町会の方々がつどう街づくり協議の場で、建物ハコづくりだけでない、コトづくりを提案。2013年、有志が集い「カモン虎ノ門製作委員会」が発足したそうです。

カモン虎ノ門製作委員会:
http://come-on-toranomon.jp/

その後、当時MCをつとめていた、ラジオ日経(やはり虎ノ門本社)の「カモン虎ノ門ラジオショー」番組企画にて、ご当地キャラクター「カモ虎課長」が命名、生まれたそうな。最初は、戦うサラリーマン、痛風腰痛持ちのメタボ、パンツ一丁の裸キャラの”キモイ?”風貌と動き(は、俊敏でダンスうまい!)に、町会の皆さんから「なんで虎ノ門がパンツ一丁なんだ!」と反発もw その後、当時はやっていた、Pharrell Williams の音楽にのせてHAPPY TORANOMONビデオを製作。町会や近隣店舗、大使館や霞が関官公庁など近隣で働く人々らを巻き込んだビデオは、現在までに56,000回再生。当時虎ノ門にあった老舗広告代理店で働いていた自身のスキルが生き、これで街活動での居場所や役割が見えてきたといいます。

HAPPY TRANOMONビデオ(2014):https://www.youtube.com/watch?v=XwDOV-hZ-ns
(当時のカモトラ課長の裸、白くてきれいですねw)

グー・チョキ・パートナーズ(gcp)として独立したのは3年前。まさにこのカモン虎ノ門製作委員会活動を事業化しようとの独立でした。gcpのオフィスは、虎ノ門再開発エリアの虎ノ門一丁目で老舗煎餅屋「きや」さんが保有する倉庫の1フロアを格安でお借りすることができました。小野寺さんの街活動というコミュニティ公共に資する活動に対してのエミーとゼニー、小さくとも価値交換と感謝のおカネが1まわりした瞬間ですね。現在も、きやさんでは、カモトラ課長煎餅が売られていたり、季節ごとのイベントをカモ虎課長がもりあげたり、きやさんの名刺を製作してあげたりとの関係が続いています。きやさんのみならず、その後も街づくりをともにする企業から、防災関連やマップ製作などのお仕事も舞い込むようになってきました。2018年には、UR都市機構が募集した「新虎通りの物件を活用して、エリアのにぎわい形成と情報発信のアイデア」に「新虎小屋」企画を提出、運営者に採択され、現在、新虎小屋1周年。都会のどまんなかで、小さなコミュニティでまるくとじずに、街づくりに興味のないサラリーマン層や、地域と虎ノ門とをつなげる活動へとやりたいことはもりだくさん。一方で、徐々にエミー&ゼニーの循環ができつつも、まだまだ小さく持続可能ではない事業基盤で、つきぬけて大きくまわす仕組みづくりができていない模様。

次の1年、虎ノ門ならではの、エミーとゼニーの街づくり、笑顔と感謝もまわる経済圏が生まれるとよいですね!

■ 幸せとおカネにまつわる主観調査おねがい:
本イベントは、慶応SDM 保井俊之先生や前野隆司先生らとの「人を幸せにするおカネを創る」共同研究プロジェクトの一環としても開催しています。現在も学術的研究が続いており、お金と幸せに関する構造分析の研究に関する下記のアンケートにご協力いただければ幸いです。すでに前回回答いただいている方は不要です。(約100問/10分程度の簡単なアンケートです)

おカネと幸せに関するアンケートURL:
http://bit.ly/2C8pJCF

※ データは、個人は特定せず、統計解析情報として取り扱います。アンケートご協力いただいた方は、送信ボタンのあと表示される画面の「前の回答を表示」リンクをクリックいただけると、回答者全体の集計分析を閲覧することが可能です。これまでに、580人以上の方がたにご協力いただきました。まことにありがとうございます。

■「What’s Money? エミーとゼニーの金融論 in 新虎小屋」とは?
あなたにとって、お金とはどんな意味を持っているものですか?
あなたの家族、あなたが属するコミュニティ、あなたが勤めいている会社、そして日本国にとって、人類にとって、お金とはどんな意味を持っているものでしょうか?
今日、お金の起源について経済活動を効率化するための物々交換の代替から生まれたという定説が覆えされつつあります。21世紀になった貨幣論では、お金とは人々が協調的行動をとるための「信用のシンボル」として登場したといわれています。そして、お金をもらったり、誰かに贈与したりすることには、その人々の意図をこめたストーリーがあったのです。
だとしたら、今の社会で、私たちがやりとりしているお金は本来の機能のようには働いていなさそうです。お金が、格差の拡大を助長したり、コミュニティを分断したり、本来の人格から切り離したりしている道具のようにもみえます。 お金には2つの顔があります。利益を極大化させる目的で使われるお金、そして、笑顔で人々を繋いで感謝を極大化するお金です。我々はそれぞれに対して「ゼニー」そして「エミー」という名前をつけてみました。

「What’s Money? エミーとゼニーの金融論」では、お金とは何かについて、そして、私たちが未来に向かってお金にどんな意図を持ったストーリーを創っていくかについて、多様なゲストとともに対話して参ります。

【シーズン1の開催日程とゲスト】
#1 2018年7月13日(金) キックオフ
#2 2018年8月10日(金) 新田 信行さん 第一勧業信用組合 理事長
#3 2018年9月14日(金) 由佐 美加子さん 合同会社CCC パートナー
#4 2018年10月12日(金) 家入 一真さん CAMPFIRE 代表取締役
#5 2018年11月9日(金) 青江 覚峰さん 浄土真宗東本願寺派 湯島山緑泉寺住職
#6 2018年12月14日(金) 木村 真樹さん コミュニティ・ユース・バンクmomo 創業者

【シーズン2の開催日程とゲスト】
#1 2019年2月8日(金) 柴田雄一郎さん 一般社団法人 i-ba 代表理事
#2 2019年3月8日(金) AZUMI PIANOさん ピアニスト
#3 2019年4月12日(金) 阿部喨一さん  PEACE COIN OÜ Founder/CEO
#4 2019年5月17日(金) 前野隆司さん 慶應SDM教授
#5 2019年6月14日(金) 小野寺学さん 新虎小屋店主/カモン虎ノ門製作委員会
#6 2019年7月12日(金) 有冬典子さん Corelead代表(予定)

【夏祭り特別回とゲスト】
2019年8月7日(水) 保井俊之さん 慶應SDM特別招聘教授(予定)

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