皆さんこんにちは、クウジットの丸坊主プロデューサー、石井です。
このたび、去る6月2日(土)~3日(日)、東京都市大学 横浜キャンパスにて開催された、「横浜祭」に行ってきました。
これが東京都市大学だ!
このタイミングで学生の祭りに突撃してきたのは、決して都会での生活に疲れ果てたわけでもなく、最近話題の「歳の差婚」に憧れたわけでもなく、ちゃんとした理由があったのです。
その理由とは…
中村研究室の、AR企画!
そう、実はこの横浜祭にて、中村雅子先生率いる、中村研究室の皆さんが、クウジットの”GnG”と”Smile Magic”を使い、自力でコンテンツ企画・制作を行った展示が用意されていたのです。
その名も、
『juAR(ジュアル)星人 SOS ~君は彼らを救えるか~』
とうとう、GnGコンテンツは宇宙まで羽ばたきました。
そして、この企画には背景となるストーリーがあり、参加者はその内容に沿って、エリア内に隠されたマーカーを探すことになるのです。
この辺は、「なぜ、マーカーを探すのか?」という必然性がある事で、非常に分かり易くなっていました。
そのストーリーは、こんな感じです。
高度な文明を持つjuAR星人。
彼らの探索隊が地球を訪れた際、
突然のアクシデントで船がバラバラになってしまう。
船のパーツを探そうにも地球はとても広く、
自力で探すことは困難と判断した彼らは、
地球人に助けを求めるのであった…。
という事で、かわいそうです、juAR星人。多少のトラブルならともかく、バラバラですから。
旅行先で車が壊れてしまい、同乗者の冷たい視線の中、泣きそうになってJAFを呼んだことのある人なら、この悲惨さ、十分に伝わった事でしょう。
…と、勝手に感情移入して同情しつつ、助けてあげるのが人情というもの。
そして、今回助けを求めているjuAR星人は…これだ!
これがjuAR星人だ!
このつぶらな瞳。
個体ごとに異なるらしい頭の触角。
タピオカが詰まったりしないか、こちらが心配してしまう、愛くるしい口元。
決して人間に危害を加える事など無いであろう、このオーラ。
そんなjuAR星人なら、何の疑いもなく助けてあげたくなるというもの。
まずはわき目も振らず、中村研究室のブースに突撃です。
奥に見えるパネルは、もしや・・・
クウジットのパネルも掲示してくれているし、ここに違いない。
メディアセンター1Fに設営されたブースを発見し、たどり着いた受付では、爽やかなナイスガイが、笑顔で丁寧にストーリーの説明をしてくれます。
まずここで受付。
その説明によると、バラバラになってしまったjuAR星人の宇宙船パーツは、展示エリア内のどこかにマーカーとして設置されており、それを発見してGnGをかざすことで、普段は目に見えないパーツが発見できるのです。
パーツを発見した後にキーワードが表示されるので、受付で入手したカードに、見つけた言葉を書きとめていきましょう。
ここに宇宙船の名前をメモします。
余談ですが、この青いjuAR星人の名前は、「うぁい」と言います。
そしてマーカー探しの旅に出発。
後から思えば簡単なところに設置してくれているのですが、油断していると、なかなか手こずります。
会場を歩いている学生さんの背中にも、気になるマーカーが…
GnGをかざすと、ARエフェクトで、juAR星人がパーツを回収していきます。
なんとか3つ集めたら、再び受付へ。先ほどのナイスガイが再び出迎えてくれます。
ここで、キーワードを並べる事でわかった、宇宙船の名前を伝えると…
「おめでとうございます、宇宙船のパーツは集まりました!」
やりました、これで宇宙船は完成です!
…と喜んだのもつかの間、一度は壊れた宇宙船、そのままでは動きません。
エンジンに喝を入れて起動する必要がある、との事。
juAR星人の宇宙船の原動力は、なんと、人の笑顔。
ここで、受付カウンターの裏に移動すると、そこには、Smile Magicを使ったカメラとディスプレイが。
そう、ここでの「笑顔度」が、juAR星人の宇宙船の動力となるのです。
という事で、石井も満面の笑みで、エンジン動かしてみました。
気になる結果は…
おおっ、宇宙船が動いた!
…という事で、無事にjuAR星人を助ける事ができました!
滑らかに、画面狭しと宇宙船が飛び交うアニメーションに、石井も驚きです。
ところで、上の画像では、その結果を写真として持っている事にお気づきでしょうか。
そうなんです。juAR星人を助けた瞬間のその笑顔、写真として持ち帰れるのです。
受付にも、その写真がたくさん貼ってありました。
まだ初日の開始2時間後くらいだったにも関わらず、こんなに多くの方々が!
誇り高き勇者たちの御尊顔。
そんなわけで、石井の体験はここまでですが、この企画・制作に関わった中村研究室の皆さんにも、宇宙船を起動してもらいました!
(現場の対応などで忙しかった方も含めると、もっと多くの皆さんが関わっていました)
中村先生も一緒に、はい、チーズ!
今回、ARコンテンツ自体の企画・デザインから、データの組み込み・制御までを全て学生さんの手で実施して頂いたのですが、特に、「なぜ、マーカーをかざすのか」「なせ、笑顔が必要なのか」といったストーリー性を持たせる部分がしっかりしており、分かり易さ、という観点がこうした演出に非常に重要だという点、改めて実感しました。我々も、この辺は常に意識したいものです。
とにかく、短い期間の中でここまでのものを制作してくれた中村研究室の皆さん、本当にお疲れ様でした!(by 石井P)
(追伸: juAR星人のグッズを展開するような事があれば、その際は是非教えて下さい。大人買いします。)