“G空間EXPO2016” はじまりました!
塩野﨑さん、ここでなにをしているんですか?ということで、初日(11/24)に日本科学未来館にお邪魔してお話しを聞いてきました。
G空間EXPOは過去には地理空間情報フォーラムというなまえで開催されていたも
そんななか、クウジットは、”DF.sensor” をもちこみ「人の流れ」にまつわる大実験に参加していました!
“DF.sensor” とはクウジットの製品で、イベント会場など人が行き来する空間にて来場者のスマホなどから発せられる電波(WiFi, Bluetooth)を検知するセンサー。この電波を観測することにより、端末数をカウントしたり、人の滞留時間などを測定することができるのです。来場者になにかひと手間してもらう必要がないのがいいですよね。自然な人の流れがわかりそう。今回は、この “DF.sensor” を会場内14か所に設置しているそうです。
~ 屋内測位 x IoT実証実験 ~
大実験に参加している、とかきました。今回のポイントは、この「G空間EXPO」会場を大きな実験場として12の大学と14の企業・組織が参画し、さまざまな測位やIoT技術を使い「人の流れ」「人の滞留」「会場内の温度や気圧」などを計測していました。会期終了後、それぞれが集めたデータをシェアしたり、比べたりして、互いの技術精度を高めていく素材にするのだそうです。実証実験の幹事は NPO 位置情報サービス研究機構 (Lisra) です (ちなみに塩野﨑さんは Lisra の理事でもあります)。
~ Cisco と Ubisense ~
実験に参加している企業のうち、たとえば、CiscoさんとUbisenseさん。こちらは会場をみあげると天井に白いお弁当箱のようなセンサーがいくつも取り付けられているのが見えました。
Ciscoは、全方位に32本のWiFiアンテナがついた「WiFi Mobility Service Engine / Hyper Location」を会場内に12個設置。全方位にアンテナがついているので、どちらの方向から人が来たか、どちらに向かったか、などがわかるそうです!
Ubisenseは、RTLS(リアルタイム測位システム)を使ったUWB(Ultra Wide Band)という測位方式で、数センチ単位で測位ができるシステムを設置しています。天井につけたUWBと、被験者になってくれた来場者にかぶってもらう帽子についたセンサーで人の動きを細かく測定できる予定です。
このセンサーにより、たとえば、オペラの舞台でオペラ歌手のうごきにあわせて歌手のいるところにのみ集音マイクをむけることができます。また、ぬいぐるみに入れて、それを持つ子供のほうに見守りカメラをむけたりすることも可能だとか。
Ubisenseさんにとっても、今回の会場は日本最大の実験場だそう。高価なものでもあり、ふだんなかなかシェアできない結果をシェアさせていただけるということで、クウジットとしてもとても楽しみだということでした。
~ おわりに ~
会場にはそのほかにも「案内地図(のデザイン)どうおもう?」と地図がよめない女史をターゲットにしたサービスもあり。美しい色の地図。通る道だけ太くできる地図。みやすい地図が簡単につくれるサービス(もうすぐ公開?)なども紹介していました。ピンクの地図がちょこちょこっと作れてしまいました!
そういえば、土曜日(11/26)にはお台場に停泊している「測量船」を見にいくこともできるようです!
<開催概要>
開催日時:11月24日(木)、25日(金)、26日(土)
開催時間:10:00~17:00
開催場所:日本科学未来館(東京 お台場)
入場無料
公式URL:G空間EXPO http://www.g-expo.jp/
【reported by atsuko】