クウジット設立15周年に向けた「ウェルビーイング経営変革プロジェクト」の一環で、月イチで業界のエキスパートをお招きして「月一ゲストトーク」イベントを開催していますが、今月はソニーグループ株式会社の澤井亮さんにお越しいただきました。
■澤井さんの紹介
澤井さんは、ソニーグループ株式会社 R&Dセンターにて次世代通信の Global R&D をリードされており、特許取得による会社への貢献のみならず DE (Corporate Distinguished Engineer) として技術戦略にも関わり、また 4G/5G、Wi-Fi 等の国際標準規格貢献や大学で講義もされるなど幅広く活躍されている方です。
今回、ウェルビーイングの人とのつながりを重視する観点から、技術的な視点を入れつつ人となりや考え、これまでの研究・仕事がどうだったか、そのときどう考え行動したか、などを話していただきました。
■ゲストトーク
ゲストトークでは、まず、今の研究に取り組まれたきっかけとなる学生時代の話、入社後のウェルビーイング視点での変遷、などから、自身の満足・成長とその過程の成果が世のため・人のため・顧客のためにつながることこそがウェルビーイングの本質なのではないか、とのご意見をいただきました。
ウェルビーイング視点での変遷については、クウジットメンバーも似た傾向があったこともあり、充実度の変動は所属する会社の業績やリーマンショックや大震災のような世の中の状況なども関係しているのかもしれないと考えさせられました。
一方、そこからの回復に人の繋がりが重要だったことも多くの人が共感できる意見でした。
次に、ご自身の行動ポリシーとして 3つのアプローチ「ルールを変える」「外の知見を得る]「専門性の究極を突き詰める」を心がけていることを実際の活動を交えながら話していただきました。
ルールを変えるのは簡単なことではないですが、R&D から始まり社会実装まで取り組もうとされている澤井さんの行動力には刺激を受けました。
最後に、最新の通信業界の技術トレンドや方向性、ご自身の直近の仕事についてもお話しいただきました。
現在、モバイルトラフィックの急増に伴って、新たな無線周波数資源の確保は難しい状況にあり、大きな社会課題となっており、周波数の利用効率を高めるために動的周波数共用が必要になること、さらに短周期での割当が必要になることを学びました。
この分野でもクウジットが貢献できて、人や社会のために役立てたら良いなと思いました。
澤井さん、ウェルビーイングという通信領域とはまったく違うお題でしたが、快く引き受けてお話しいただきありがとうございました。
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