Location Business Japan 2012 で講演してきました

塩野崎です。
先日6/13-15 幕張メッセにて、「Location Business Japan 2012 」(LBJ2012)が開催されました。LBJ2012は、Interop と同時開催された空間情報ビジネスに関するイベントです。私は、今回、本イベントの実行委員を担当させていただいたこともあり、まずは、この場で、ご来場頂いた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

また、私は、本イベントの専門コンファレンス内で、2回登壇する機会がありましたので、簡単にご紹介します。
(Interop関連にて講演するのは4年ぶりくらいでしょうか)

まずは、6/14に開催された「新しいアイデアの発想とそのビジネス展開 ~AR (Augmented Reality)などの新しいアイデアからのビジネス展開~」という弊社共同創業メンバーの暦本教授(東大/ソニーCSL)の講演セッションに飛び入り参加させてもらいました。セッションチェアは、慶應大学の砂原先生。暦本さんは位置情報サービスからARを中心とした研究内容と、その後の応用が非常に期待される興味深いテーマを数多く紹介されていました。私からはクウジットの最近のARの事例 (GnGでのPerfumeARなど最新事例や ANA x Evangelion のARアプリ)などを紹介させて頂きました。
(しかし、暦本さんの発表はいつも刺激的です。クウジットのビジネスとして実現したいものばかり!)

2回目の登壇は、(これが私的にメインだったのですが)、最終日6/15の「本格化するWi-Fiベースの屋内ロケーションサービスビジネス」というセッションでした。セッションチェアは、上記と同じく砂原先生、スピーカーは、マルチスープの那須さん、日立製作所の木下さん、そして私という面々でした。那須さんからは、Wi-Fiロケーションのビジネス動向全般とマルチスープでの事例などが紹介され、木下さんからは、日立でのB2B Wi-Fiロケーションの事例を多数、さらに UWB を使った事例についても紹介頂きました。

私からは、無線LANによる屋内測位「PlaceEngine」とその応用の事例を多数紹介させていただいた後、”3つの新ネタ”を発表させて頂きました!

  1. 屋内外位置連動型情報配信プラットフォーム「Pochi Walk」サービスについて。6/12に発表したばかりの新サービスで、できたてホヤホヤのネタです。Koozytにて、これまで手掛けてきた個別の商業施設や文化施設向けのアプリケーションのノウハウや経験を生かし、サーバー上のCMSとスマホアプリから成るプラットフォーム化、ソリューション化したものです。施設向けのBtoBサービスで、Pochi標準機能提供/スキン替え提供/カスタム機能提供と3段階のレベルでご提供可能です。
  2. 岐阜中央病院における病院スタッフの行動調査実証実験について。これは、岐阜中央病院、ソニー、およびソニーコンピュータサイエンス研究所のそれぞれの協力のもと、スタッフの病院内の位置情報および、運動センサーから認識した行動情報を記録、視覚化した事例です。Koozytは、本実証実験に関するアプリケーション/システム開発・運用を担当しました。
  3. 「インフラ型 PlaceEngine」のデモ版お披露目。従来の「PlaceEngine」は、端末側で無線LANの電波を観測して測位をする方式でしたが、今回発表したインフラ型は、特殊なアクセスポイントを会場に設置し、アクセスポイントから電波の情報を集めて、測位をする方式です。インフラ型なので、iPhoneでも使えます!(iPhoneでPlaceEngine復活か!?まだデモですが。。。)

これら3つについては、また別途詳しく紹介する機会を持てればと思っています。

専門コンファレンスの様子は、Internet Watchに「壁の向こうが見えるAR――人間の認識能力を高める“Augmented Human” ほか」として記事化されているので、こちらもあわせてご覧ください。

会場の様子(6/15):

以上、簡単ですが、LBJ2012 の講演の報告でした。(by 塩野崎)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする