「Koozyt Open Showcase 2012」開催レポート(Location Amp.)

2012/8/3に開催された「Koozyt Open Showcase 2012」イベントレポートを紹介しています。

ロケーション・アンプ」とは、位置情報やARなどリアルとネットをつなぐIT技術を活用した空間創造・空間演出のコンセプトです。「ロケーション・アンプ」展示コーナーでは、東京国立博物館ガイド「トーハクなび」や成田国際空港での公式アプリ「NRT Airport Navi」、バイオハザード公式レストラン(渋谷パルコ パート1)における空間演出(アシュラスコープインスタレーションさんと共同開発の超短焦点プロジェクタによるプロジェクションマッピング)など、これまでの事例をデモやビデオ等で紹介しました。

末吉CEOによるLocation Amp.展示説明(Total 5分15秒)

【「ロケーション・アンプ」の目指すもの、その先の世界へ】(パネル展示より抜粋)

その昔、アラン・ケイ(Alan Kay, 1940-)は、
「パーソナルコンピュータは
“Intelligence Amplifier”(知識の増幅器)であり
楽器のような存在にしたい」
とのコンセプトを語っています

いま、「空」(バーチャル、ビット)と「実」(リアル、アトム)の融合が進み
ますます不可分になる中

これは人ではなく場所・空間を IT技術をもって
拡張・増幅(アンプ)せんとする試みであり

ケイ氏に敬意を表し
“Location Amplifier”(場所・空間の増幅器)
と命名した空間創造、空間演出のコンセプトです

インターネットが大いに発達した現代社会
特定の場所に依存した生活が少なくなると共に、
場所が本来持つ力も見失われがちです

場所に物語を語らせ
場所と時間の感覚をより一層リアルに
五感で感じる術を提供する

そうすることで、
物語の主体はいまや

場所でも、
デバイスでも、
スクリーン上に点滅するピクセルでもなく

いまここにいる我々自身へと帰すのです

クウジットは、「空」と「実」とをつなぐ技術で
そのような新しい体験価値を提案、 創造することを願っています。

(by koo, 2012/8/3 Koozyt Open Showcase at Roppongi AXIS B1F)

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