文化庁メディア芸術祭が、2/3-14@国立新美術館で開催されます。今年のメディア芸術祭のコンセプトは、「メディア芸術の今を体感できる、ライブな展覧会」とのこと。その公式ナビゲーションツールであるiPhoneアプリ「JMAF navi」のイベント会場内での使い方やしかけについてご紹介します。
「JMAF navi」の基本機能は、受賞作品の解説や受賞理由を見ることができる作品ガイドなのですが、この基本機能に加えて、何か会場内にiPhoneを持ち込んで、ライブなイベント体験を拡張するような、新しい使い方提案ができないものかと企画・開発チーム一同アイデアを練り、次の4つのしかけを実現しました。
1. イベント会場に、「JMAF navi」を持ち込むと、位置連動型のガイド機能が働きます。
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガ、そして併設の先端技術ショーケース/学生CGコンテストの各ゾーンを「PlaceEngine」によって位置推定し、今いるゾーンの作品紹介リストを自動的に表示します。
2. その場で各作品ごとにtwitterでコメントを投稿することができます。
各作品ごとに専用の#ハッシュタグが自動的に付加される仕組みになっています。会場内にある通称”twitter広場”では、複数台のモニターが設置されており、リアルタイムに流れるメディア芸術祭関連のtwitterコメントを皆で確認することができます。たとえば、メディア芸術祭全体は、#JMAF2009 アート部門は、#JMAF_Ar アート部門大賞は、#JMAF_Ar1 同様に、エンタテイメント部門は、#JMAF_En アニメーション部門は、#JMAF_An マンガ部門は、#JMAF_Ma といった感じです。
3. リアルタイムスケジュール機能
今回、メディア芸術祭の会場では、さまざまなイベントやパフォーマンス、上映プログラムが用意されており、その場で、それらのスケジュールを確認しながら、メディア芸術祭を楽しむことが可能です。
本日2/3より、MAP画面下に、時計アイコンが表示されているかと思います。ここをクリックすると、当日のイベントスケジュールが確認できます。
※ ネットに接続された状態で、「JMAF navi」を起動してください。起動時に、最新のコンテンツをダウンロードする仕掛けです。
4. そして、最後に、会場限定、スペシャルコンテンツ!
2/2前日開催された祝賀会にて、各部門大賞の方々と直接ご挨拶する機会を得まして、今回特別に、メディア芸術祭にご来場いただける「JMAF navi」ユーザーの方々に向けてサインとメッセージをいただきました。どうやって、そのスペシャルコンテンツを見ることができるかというと、会場内の『とある特別な場所』に訪れると、自動的に表示される仕組みになっていますのでぜひ会場内を練り歩いてみてください。
※ スペシャルコンテンツは、その場で表示されるのみでお持ち帰りできない仕様になっていますが、スクリーンショットのとり方は、皆さんご存じですよね;-)
サマーウォーズの細田監督に「JMAF navi」をご紹介、その場で、スペシャルコンテンツを描いていただいている図
さて、本日より開催されるメディア芸術祭を「JMAF navi」とともにぜひお楽しみください!
(謝辞)
アート部門 大賞: 「growth modeling device」 David BOWEN氏、エンタテインメント部門 大賞:「日々の音色」 ナカムラ マギコさん、中村 将良氏、川村 真司氏、Hal KIRKLAND氏、「日々の音色」をライブしてくれたSOURの皆さま、アニメーション部門 大賞: 「サマーウォーズ」細田守監督、マンガ部門 大賞:「ヴィンランド・サガ」 幸村誠氏、スペシャルコンテンツ作成にご協力、まことにありがとうございました!
(追記:2010/2/6)
「JMAF navi」を文化庁メディア芸術祭の会場内に持ち込んでご利用する際は、あらかじめご自宅のWi-Fi環境(もしくはiTunes上)からアプリをダウンロードしてお出かけください!(10M以上のアプリサイズのため、3G回線でダウンロードすることができません。また現地では、公衆無線LAN環境がありません) 注意点が、ここにまとめてあります。