このたび、オフィス総合商社の株式会社オカモトヤが「第25回 総務・人事・経理Week【東京】 ワークプレイス改善EXPO2026」への出展内容をまとめたプレスリリースを公開されました。
株式会社オカモトヤ、第25回 総務・人事・経理Week【東京|6月】内「ワークプレイス改革EXPO 2026」に初出展 | 株式会社 オカモトヤのプレスリリース
その中で、電通総研とクウジットが共同開発したWell-being組織診断ツール「Insight Dialogue(インサイトダイアログ)」に、オカモトヤ独自の空間Well-beingに関する設問群を組み合わせた、空間と組織の両面からWell-beingを可視化する新ソリューション が紹介されました。
展示会では、「Well-being環境構築カンパニー」を掲げるオカモトヤのブースにおいて、働く人の状態把握からオフィス環境、制度・運用までを一体的に支援するソリューションの一つとして展示されました。

「測る」ためではなく、「対話する」ための診断
Insight Dialogueは、組織のWell-beingを点数化するだけの診断ツールではありません。
私たちが目指したのは、
“組織の状態を見える化し、より良い対話と改善につなげること”
です。
従業員アンケートから組織の状態を把握し、
- 組織の特徴
- 強み
- 改善ポイント
を可視化することで、経営層・管理職・メンバーが同じ視点で組織について語れる状態をつくることを目的としています。

クウジットが担った役割
Insight Dialogueは、電通総研との共同事業「従業員ウェルビーイングの可視化と行動変容を支援するコンサルティングサービス」における成果をベースに開発されました。
本プロジェクトでは、クウジットはAI・データ解析だけでなく、診断結果を人が理解し、対話につなげるための体験設計(UI/UX)も担当しています。
Well-beingは、人間の感情や組織文化を扱うテーマです。
そのため、数値やランキングだけを並べても、「何を意味しているのか」が伝わらず、改善行動につながりにくいという課題があります。
そこで私たちは、
「データを、人が直感的に理解できる表現へ変換すること」
を大切にしました。

組織の状態を「色」で表現する

Insight Dialogueでは、診断結果を単なる偏差値や点数ではなく、
組織の個性を「色」として表現しています。
これは、
「良い・悪い」を評価するためではなく、
組織にはそれぞれ異なる魅力や強みがある
という考え方に基づいています。
組織の状態を色彩として可視化することで、
「私たちらしい組織とは何だろう」
という自然な対話が生まれることを目指しています。
一人ひとりが集まり、「ブーケ」になる
さらに、個人の診断結果は組織全体で一つの「ブーケ(花束)」として表現されます。
一輪の花だけでは見えない組織の姿も、多様な色や個性が集まることで、一つの豊かな景色として浮かび上がります。
私たちは、このブーケを単なるデザインではなく、
「多様性を尊重しながら組織を捉えるためのインターフェース」
として設計しました。
組織の変化も、花束の変化として視覚的に捉えることができるため、改善のプロセスそのものを共有しやすくなります。
AIは「改善の地図」を描く

一方で、改善の方向性を考えるためには、見た目だけでは十分ではありません。
そこで活用しているのが、クウジットの因果分析技術 CALC です。
一般的な組織サーベイでは、「相関」が示されることが多い一方、Insight Dialogueでは、
何がWell-beingを高めているのか
という因果構造を分析します。
これにより、
- どこから改善に着手すると効果が高いか
- どの要素が組織全体へ波及するか
を読み解くことができ、診断結果を具体的な改善アクションへつなげることが可能になります。
つまり、
- 色やブーケが「組織の現在地」を直感的に伝え、
- CALCが「どこへ向かうべきか」という改善の地図を描く。
この二つが組み合わさることで、データが対話を生み、組織の変化を支える仕組みになっています。
学術研究と実践の融合
設問設計には、約1,600名を対象とした市場調査結果を活用し、
- Well-being研究
- 組織開発
- AI・データサイエンス
それぞれの知見を融合しています。
また、
- 武蔵野大学 保井俊之教授
- 立命館大学 枝川義邦教授
にも監修いただき、学術的な裏付けと実践性の両立を目指しました。

「空間」と「人」をつなぐWell-beingへ
今回の展示会では、Insight Dialogueだけではなく、
- オフィス環境設計
- ICT診断
- 女性活躍支援サービス
- 空間と笑顔の実証実験
など、オカモトヤが推進するWell-being環境構築全体の中で紹介されました。
私たちも、この考え方に強く共感しています。
Well-beingは、人だけを見ても、空間だけを見ても実現できません。
人・組織・空間・テクノロジーが相互に作用することで、働きやすく、働きがいのある環境が育まれる。
その一つの「対話の起点」として、Insight Dialogueを育てていきたいと考えています。
今後に向けて
クウジットは、「研究シーズを社会実装する会社」として、AIとデータサイエンスを活用し、人と組織のWell-beingを支える技術開発を続けています。
Insight Dialogueも、共同研究から生まれた技術を実際の企業で活用いただきながら進化を続けているプロダクトの一つです。
今後も、パートナー企業の皆さまと共創しながら、「データを測る」だけではなく、「人が対話し、組織がより良く変わっていく」ための仕組みづくりに取り組んでまいります。

