Q.boardを使ったスポーツ計測実験の現地レポート@Xiborgアスリート練習会

先週の日曜日、浦和駒場スタジアムにてXiborgに所属しているアスリートの練習会が開催されました。

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Xiborgは、最先端の技術を盛り込んだ競技用義足を開発して2020年東京パラリンピックをターゲットにメダリストの育成を目指している、ソニーコンピューターサイエンス研究所(ソニーCSL)アソシエイトリサーチャーの遠藤謙さんや世界陸上銅メダリストの為末大さんにより起業された会社です。KoozytもQ.board開発などのセンサーを用いたプロダクト開発の一環で、このXiborgにパートナーとして技術協力しています。

この日の練習会にも、Q.boardを用いて選手の動きを計測するために参加させていただきました。

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選手が使用する義足は、日常で使用するものとは違、完全に競技用に特化しています。素材や金具、ピンなど様々な工夫が施されたスペシャル仕様なのです。
この競技用義足にQ.boardを取り付けて、Xiborgと契約しているアスリートのみなさんに試用していただきました。

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競技用義足の裏側に取り付けられた白いケースの中にはQ.boardが搭載されています。これで加速度など様々なセンサーデータを取得することが可能です。
現在、取得できたデータを解析しているところですが、その結果が見えてきたら、まだレポートしたいと思います。

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練習会ではこのQ.board以外にも様々な計測装置を用いて選手の動きを測定していました。

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練習中、Xiborgエンジニアの方からいろいろとお話しを伺うことができました。その中でも、

「一般的には陸上競技の選手生命は36歳くらいまで。ところが競技用義足により、それを40歳くらいまで伸ばすことができる。まさに義足の技術とそれをどう使いこなすかがポイント。日本はその部分で世界に勝負できるはず。」

という言葉がとても印象に残りました。

「障がい者を補助する義足」から、「人間の能力を拡張する義足」へ。
実際にトップアスリートが最高峰の競技用義足をつけて練習する様子をみて、パラリンピックの表彰台も夢ではないということを実感できました。思わず熱くなりますね。

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Xiborg代表の遠藤さんとQ.boardを開発したKoozytエンジニアの田原のツーショットです。

スポーツを通して、様々な技術により人間の可能性を拡張する取り組みに非常に共感しています。IoTやセンサーなどの技術を用いてKoozytはこれからもXiborgの活動を全面的に支援していきます!

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