おカネのワークショップ ~東京大手町FINOLAB編~

2016年9月9日金曜日

広報スタッフのatsukoです。東京大手町 日本の金融街のお膝元 “FINOLAB” にて。クウジットは、「おカネのことについてこれまでの人生で一番じっくり考える1日」として「人を幸せにするお金のワークショップ」を開催いたしました。私も、このワークショップを初体験させていただきましたので、当日の様子をレポートします。

JustMoneyタイトルc
このワークショップは、慶應SDMイノベーティブ・デザイン・センターで開発されたもので、
クウジット代表の末吉は、慶應SDMの研究員としても、この研究活動に携わっています。

ワークショップイベントとして皆さまに体験していただきながら、さらに内容を発展させる、
というスタイルですでに何度か主催しており、最近では5月の芝大門・増上寺での開催が記憶に新しところでしょうか。

この日は、このゲームの開発をされている慶應SDMの保井俊之先生が、幸せの通貨(Emy-笑み)が流通している2046年のニューヨークからビデオメッセージで登場!わたしは、まだお会いしたことがないのですが、ということは保井先生、現世では私より年下なのかもしれません^^。

どんどんうりますよー!

どんどんうりますよー!

このワークショップでは、二つの世界を体験します。

ひとつは、資本主義社会の「Money-おカネ」を使う世界「ゼニー経済圏」。そしてもう一つは、おカネに代わる通貨「Emy-笑み」が活躍する「エミー経済圏」。どちらの世界もチームで協力して「必要とされるものを作り~売る~利益を得る」ということは変わりません。そして、どちらの世界も「おなじ商品」を扱います。

ゼニー経済圏「いいもの持ってきたよ!」

「いいもの持ってきたよ!」

エミー経済圏でのひとこま

エミー経済圏でのひとこま

それなのに!?面白いことに「通貨」が代わると行動(態度)も変わる。意識、行動、アイデア、自分の思考がどんな風に変わるのか。それを実際に体験できるのがこのワークショップの肝なのでした。

番頭さんへアピール中

番頭さんへアピール中

ワークショップが終わってみると、新しいことを体験した脳みそは、あらゆる意味でぱんぱんです。ゼニーもエミーもどちらが良いかという世界ではありませんでした。どちらも必要になる!というお話しなのだと思います。

ゼニーもエミーも、チームで「良いものをうろう!」とアイデアをだし行動するのは基本的にとても楽しく、人は人のために生きているんだな!と再確認したり。とはいえ、いつしか過剰に売ろうとし始めたり、同業者(他のチーム)をやっつけよう!という方向に夢中になると、あっというまに「わるいアイデア」も閃いてしまう(笑)しかも「いいアイデア!」として思いつく、、、そんな自分に驚いたり。

そして、資本主義社会ゼニー経済圏の思考がしみついた脳みそで考えるエミー経済圏での行動はまだまだ洗練度は低く、ほんとうにこれで喜んでもらえるのだろうか?相手はほんとうにハッピーだったのか、、とエミー経済圏のスタート地点にたってゲームがおわった感がありました。

集合写真「未来の通貨」と

みんながデザインした、未来のおカネとともに記念写真!

保井先生曰く、2046年には、いい感じにバランスして使われているというエミーとゼニー。すでに少しづつ始まっているように、試し、考え、また試して、新しい価値観、信用価値にあわせ、金融や社会制度も進化し、人を幸せにするおカネが流通する世界ができあがっていくのかもしれません。

これは、ほんとうにすでに始まっている世界。2016年、エミー元年。

ご興味ある方、ぜひ次の機会に体験してみてください。この先の世界の流通アイデアを皆さんと考えられる日を楽しみにワークショップはこれからも成長していきます!

【ワークショップ参考記事】

【reported by atsuko】

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