7月30日(日) どしゃ降りの芝まつりの翌日です。
クウジットは東京国立博物館『トーハクキッズデー』へ!トーハクの夏休み特別企画に協力すべく向かいました。レポートはひきつづきお祭り担当のatsukoです。
『トーハクキッズデー』とは、東京国立博物館の夏休み特別企画「子供たちのための特別な一日」。「小さな子ども連れだと博物館には行きづらいなぁ…」「子どもには博物館は難しくて…」という親子のために企画されています。
館内には、スタンプでつくる松林図屏風など6種類の「子ども向けワークショップ」、古墳時代の英雄や弥生人に会えるお芝居仕立ての「子どもツアー・トーハク劇場へようこそ!」、和太鼓体験もできる「日本の楽器のコンサート」などが用意され、授乳サービスやキッズコーナーもあり、一日ゆっくり楽しめるように考えられています。
クウジットは、このキッズデーに昨年に続いて2回目の参加協力。クウジットが携わる「トーハクなび共同研究プロジェクト」として、来館した小学生から中高生の子どもたちを対象に「学校版 トーハクなび」※を貸し出すサービスを行いました!
写真右端にみえる貸出用タブレットを取りだしやすく美しく並べつつ充電もできてしまう「クウジット特製タブレットホルダー」や、
子どもが首から下げられるよう(落とさないよう)画版スタイルにアレンジされたタブレットホルダーは、空実エンジニア岩波宏作。子どもの手はタブレットを支えるには小さく、首から下げていることで安心して作品に集中できるようでした。
さて、子どもたちはこのタブレットを首から下げて本館2階の「日本美術の流れ」を1室から10室まで体験します。展示室「1」に入ったら解説ボタンをタップし「ここがどんな部屋なのか」という解説を聞きます。イヤホンでじぶんの耳だけにきこえる解説です。
そして、気になる作品をみつけたら、解説を聞いたり、アプリ内で作成できる「トーハク新聞」用の写真を撮影したりします。
時おり、展示室内のソファに座ってアプリ内の作品疑似体験をする姿もみえました。ガラスケースの中の作品は触ることができませんが、アプリの中で「その鐘はどんな音がするのか」や「蒔絵ってどんなふうに作るの?」というような疑似体験をすることができるのです。
余談ですが、この日、貸出デスクの横にいらした館内ボランティアのスタッフの方に、このアプリ内の疑似体験で鐘を鳴らしてお見せしたところ「まあすばらしい!これは大人向けにも作ってほしいわ~」と感激。一般アプリとして「トーハクなび」が公開されていることも忘れずお伝えしました^^。
こうして10室まで周り戻って来た子どもたちは、最後にいままで見てきた作品の知識をもとに自らが編集者になって「トーハク新聞」を作ることができます。
アプリ上の「記事を書く」を選び編集開始。写真エリアをタップして写真を掲載し、文字エリアをタップして記事を入力。驚いたことに、小学1年生でもタブレットの扱いに戸惑う子はほとんどいないのですね。みんな、スピードに差こそあれ迷わず文字を入力していて、、イマドキをひしひしと感じました。
こうして出来たそれぞれの「トーハク新聞」は受付でプリントしてプレゼント。夏休みの「学校版トーハクなび」体験の完了です!
今年のキッズデーはおわりましたが、トーハクではまだまだ夏の楽しい企画を用意しているようです。皆さん、ぜひお友だちやご家族と一緒に足を運んでみてくださいね!
そして、スマホアプリ版「トーハクなび」もぜひ使ってみてください!
※【”トーハクなび” & “学校版トーハクなび” とは】
東京国立博物館とクウジットとの関係は、2009年 法隆寺宝物館で位置連動型ガイドの実証実験を実施したことから始りました。その後、2011年 総合文化展来館者向けガイドとして「とトーハクなび」貸出サービス実施。2012年には、トーハク、ISIDイノラボ、クウジットの3社で「トーハクなび共同研究プロジェクト」を発足し、総合文化展を巡る公式ガイドとして「トーハクなび」アプリを一般公開、リリースしています。学校版トーハクなびは、2016年7月より(従来の「トーハクなび」アプリとは別に)中学・高校の課外授業向けに特化したタブレット貸出サービス。学校団体で来館された中高生向けに本館2階「日本美術の流れ」コースを分かりやすく解説するガイドになっています。展示室や作品を紹介するとともに、クイズや見学レポート「トーハク新聞」「トーハクレポート」を作成できる機能が用意されているのが特徴です。