名古屋から金城学院大学のみんなが企業訪問にやってきた!

9月6日に、名古屋の金城学院大学 国際情報学部 メディアスタディーズコースの岩崎先生および学生のみんな(3年生と1年生の合計9名)が、クウジットの企業見学にきてくれました!


クウジットと同大学岩崎先生との関係は、2010年にまでさかのぼります。当時、クウジットが手掛けていた相田みつを美術館の公式ガイドアプリ「DaMoNo」について、そのインターフェイスデザインに興味を持ってくれた先生が訪問してくれたことがはじまりです。

今年は、ちょうどクウジットが技術協力している、街のコミュニティスペース「新虎小屋」(東京・虎ノ門)が開設したこともあり、新虎小屋にて、その企画・運営を担っているグー・チョキ・パートナーズ(gcp)(※1)とともに、学生たちの企業訪問を受け入れました。

せっかくの企業訪問ですので、関係者一同、次につながる機会を創出するためにも、どんな体験がよいかなと考え、クウジットがテーマにしている「街でのヒト・モノ・コトをおもしろく!」、そして、gcpがテーマにしている「カモ虎課長、そして虎ノ門と地方とをつなぐ門門(もんもん)制作委員会活動」、さらに、慶應SDMxクウジット共同研究テーマの「エミー&ゼニー/人を幸せにするおカネを創る」(※2)の3つを組み合わせた、ワークショップを行いました。

クウジットから、まず強みである技術シーズをご紹介。新虎小屋で常設している、笑顔計測、ピープルカウンタ、あだ名プリンタなどなど。gcpからは、虎ノ門のご当地キャラ「カモ虎課長」、そして地方との門と門(のみもん、たべもん、働きもん、究極の幸せもん)とをつなぐ「門門制作委員会」活動が紹介されました。

おなじみ「あだ名プリンタ」を紹介するおなじみ空実創作エンジニアの小野氏。新虎小屋の常設カメラとプロジェクタで皆の前で、AIが勝手につけたあだ名が次々に披露された。あだ名つき写真のお土産も。

新虎小屋やカモ虎課長の活動などを紹介するグー・チョキ・パートナーズのグーさん、チョキさん。

ワークショップは、学生たちを3人1組の3グループ、クウジット/gcp組とあわせ4グループに分け、それぞれ仮想的な企業と見立てます。すなわち、新虎小屋に、4社誕生したことになります。通貨として流通するのは、ゼニー。各社資本金500ゼニーが元手です。

まず、それぞれ会社ごとに自身のスキル、そして、夢や課題を出し合いました。リソースや夢・課題には、重要度に応じて、それぞれ1-10の数字を振ってもらいました(交換価値としての対価目安)。

クウジット/gcp組の例:
スキル
– 笑顔計測ができる 5
– カモ虎課長を運営 3
– ビデオ制作ができる 3

課題
– 虎ノ門に子供が少ない 5


– カモ虎課長を人気者にしたい 8
– 虎ノ門と地方とをつなぐ仕事がしたい 3

のような感じです。

スキルや夢・課題は、自社のなかで閉じていると、ややもするとあたりまえに感じたり、お荷物、コストと見られてしまう場合もあります。でも、それこそが必要な視点を他社やコミュニティで一緒につくれれば、夢や課題そのものが、コストではなく資本(アセット)に変わるのです。

今回のワークショップでのお題は、(各社それぞれの利益を追求することではなく)4社全体で、それぞれのスキルを交換したり使って、夢・課題をなるべく多く解決するストーリーをつくること。他社のスキルや夢・課題は、ゼニーで買ったり(交換)、協力して使ったり(共創)することができます。

創作されたストーリーは、番頭チーム(金城学院大学 岩崎先生x新虎小屋 坂田さん)が買い取ります。なるべく多くの夢・課題を達成・解決すべく、多くのスキルを仕入れて、大きなストーリーを描くと、その分最初の投資額も多くなりますが、その分大きなおカネが流通します。番頭チームからの共感を得られれば…

どんなストーリーが生まれたかって?

番頭チームにプレゼンする「しぜんファクトリー」社。

「あああ」社。社名の由来は、電話帳に一番最初くる言葉だからとのこと。電話帳知ってるんだ!w

「スマイルカラアゲライス」社。ここで描かれたストーリーは、街コンとビデオ制作シナリオ。夢・課題、スキルカードが一番多く使われた。gcpアセットの「おじさん」も使ってくれて、gcpおじさん一同も大喜び。

なにやら、カモ虎課長が金城学院大学の学園祭に呼ばれたり、学生たちがつくるビデオや音楽でコラボしたり、街コンやったりといった、具体的なストーリーが生まれたようですよ。各社各様、それぞれの学生さんたちのキャラや日常を垣間見れるような思いや行動が伝わってきて、おもしろかったですね。

さてさて、当初の目的、企業訪問のみならず、今後のコラボ活動、金城学院大学x新虎小屋xクウジットICT支援につながっていくのか、こうご期待!

(クウジット広報チーム)

※1:クウジット代表の末吉は、gcp共同創設者でもある関係です。
※2:クウジット代表の末吉は、慶應SDM研究員でもある関係です。休憩中に協力してもらった、幸せとおカネにまつわる主観調査アンケートはこちら。ご協力まことにありがとうございました。本アンケートは、慶應SDMxクウジット「エミー&ゼニー/人を幸せにするおカネを創る」共同研究の一環で行われており、現在も学術的研究が進められています。