東京国立博物館、ISID、Koozytは、 「トーハクなび共同研究プロジェクト」を発足しました

東京国立博物館、ISID、Koozytの3社は、「トーハクなび共同研究プロジェクト」を発足し、その一環として、Android端末向け博物館ガイド「トーハクなび」アプリを無料で一般公開したことを発表しました。[プレスリリース]

先日 4月17日に、東京国立博物館内にて、報道関係者向け体験会/発表会が行なわれましたので、ここでは、その様子をご紹介します。

「トーハクなび」アプリは博物館での鑑賞体験をより豊かにすることを目的として開発されたAndroid端末向けのアプリケーションです。Google Play(旧称Androidマーケット)から、無料で「トーハクなび」アプリをインストールすることが可能です。

報道関係者向け発表会は、東京国立博物館、ISID および、Koozytが共同で開催し、それぞれから今回の「トーハクなび共同研究プロジェクト」および「トーハクなび」アプリに関する取り組みについて説明を行いました。


(東京国立博物館広報 小林氏)

今回の発表会司会を務めた東京国立博物館の小林氏からは、「実証実験の頃から人気を博していたコンテンツを多くの人に提供できる運びとなり、大変よろこばしい。これを契機として、多くのひとにトーハクなびを通して博物館に足を運んでもらうことを願っている。」とのコメントとともに、トーハクなびの今後の展開にも期待を寄せてほしい旨が紹介されました。

(東京国立博物館 博物館教育課 今井氏)

今井氏からは、「博物館の課題の一つとして、総合文化展(平常展)の活性化がある。また、従来より、”博物館をどう見てまわったらよいかわからない。”という博物館ビギナーの方々からの声が多い。”トーハクなび”アプリは、博物館を見てまわるひとつの指針を提示することができる。またスマートフォンならではの”デジタルワークショップ”というかたちで、鑑賞体験の深化も狙いたい。”トーハクなび”のようなスタイルは、博物館ビギナーの方々にも、総合文化展の魅力を伝えられると考えている。」 など、今回の「トーハクなび」アプリのベースとなった昨年度の貸出しサービスでのユーザーアンケート結果などを交えながら、博物館側からの「トーハクなび」の取り組みに関する視点が語られました。


(ISID イノラボ 副所長 森田氏)

ISID イノラボの森田氏からは、「”トーハクなび”には、回遊性向上や来館リピート施策の為に、スタンプラリー機能を搭載している。また、端末貸出しの形態ではなく、スマートフォンのアプリケーションとしてお客様の端末にダウンロードしていただく形態をとることで、オペレーションコストの軽減も狙っている。今後とも、KoozytとISIDで共同で取り組んでいる位置・空間連動の情報配信ビジネスにおける研究成果などを、博物館という場においても、リアルな鑑賞体験を深める施策やサステナブルな仕組みづくりなどに応用し、継続していきたい。」 など、IT側から見た「トーハクなび」共同研究プロジェクトの取り組み意義について語られました。


(Koozyt 代表 末吉)

そして、最後に Koozyt 代表の末吉からは、具体的な「トーハクなび」アプリの紹介が行われました。

「”トーハクなび”は、リアルな鑑賞体験を支援するアプリです。もちろんご自宅でもお使いいただけますが、ぜひ実際に博物館に足をお運びください。例えば、”蒔絵”のインタラクティブコンテンツは、スマートフォン上の簡単なお絵かきのインタラクションを通して、制作工程を疑似体験することができます。リアルな作品を前に、体験することで、新たな実感をともなうのです。普段、ガラスケース内に入っている展示品を前に、見えないものが見えるだけでなく、触れられないものに触れる。聞こえないものが聞こえる。ということは、これもAR、拡張現実感の取り組みなのです。」と述べ、実際に博物館に足を運んだうえで、「トーハクなび」を利用する魅力を紹介しました。

次回、実際の「トーハクなび」アプリ体験について、別エントリで紹介していきたいと思います。

博物館でのリアルな鑑賞体験をより豊かに

みなさまのご利用と東京国立博物館のご来館をお待ちしております。(by koo)

「トーハクなび」ダウンロードはこちら(Androidのみ)