【スマイルキャラバン】川崎市殿町 夏の科学イベント ~「慶応SDMxクウジット共同研究」の体験型展示のお手伝いをしました

2016夏。
クウジットのゆかいな仲間たち atsuko です。
港区の「芝まつり」「虎ノ門琴平町の夏まつり」を経て、
8月9日、笑顔認識サイネージ「スマイルコイン」は、川崎市の殿町【キングスカイフロント】という場所へ出張展示に行きました。

8月9日(火)
川崎市殿町「キング スカイフロント」
夏の科学イベント2016

キング!スカイ!フロント!
再開発途上の場所なので近くに駅がなく、どうやって行ったらいいんだろう・・・と道も目印もほとんどない区画表示だけの地図をみてちょっと戸惑いつつも、わくわく。

なにしろ、いまはまだ孤島ともいえるこの場所にキングスカイフロントという豪快なネーミング。宇宙開発都市のようなウルトラマンが住んでいる星のような「絶対秘密があるんでしょココ」というわくわく感が漂います。実際、新しいにおいのするそのビルは中も外も真っ白。
ぜったい秘密の階段・廊下がありますねヾ(*´∀`*)ノ

と想像をふくらませつつも考えてみたらキングは殿町の殿ですね。
そして、スカイフロント、空の玄関。
羽田空港を活用した街づくりをめざしている再開発地域のようでした。

さて、その殿町の秘密の基地にて「笑顔の配達」。


Why?なんで?おしえて>末吉さん

末吉@慶応SDM研究員として説明します。

川崎市殿町は、羽田空港から車で10分。国家戦略特区の東京圏として、ライフサイエンス・環境分野でのオープンイノベーションの文脈で再開発を進めようとしていて、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、羽田空港を活用した街づくりがさらに進む予定です。

そして、今年4月、慶応義塾大学は、この殿町に、慶応殿町タウンキャンパスウェルビーイング研究センター」を設立しました。”well-being”とは、和訳すると幸せと健康という意味ですので、まさに「幸せ」と「健康」に関する研究センターということになります。「幸せ」に関する学問分野ということで、慶応SDMの前野隆司先生も、この殿町タウンキャンパスに関わっておられ、前野研ヒューマンラボ慶応EDGEプログラムの有志が「慶応殿町タウンキャンパス」として本イベントに出展協力することになりました。

慶応殿町タウンキャンパス

今回、慶応殿町タウンキャンパスとして、「マシュマロチャレンジ」ワークショップと「笑顔計測バトル」を開催することになりました。そして、私は、「笑顔計測バトル」側を担当。クウジットとしても、この機会を利用して、「慶応SDMxクウジット共同研究」の体験型展示として、笑顔促進のイベント施策として一役買っている「スマイルコイン」、そして、慶応SDM 前野研で利用いただいている表情解析カメラ展示を行おう!ということになったわけです。

ハピネスカウンターx幸福学共同研究

ハピネスカウンターx幸福学共同研究

慶応SDMxKoozytポスターイメージ

伊藤さんと対決

慶応殿町キャンパス事務局の伊藤さんと笑顔バトル!(わたしまけましたわ)

※「スマイルコイン」体験展示は、もともと「虎ノ門街バル」イベントにて、虎ノ門のご当地キャラクター「カモ虎課長」をフィーチャーして制作されたこともあり、今回、虎ノ門の街づくり団体「カモン虎ノ門制作委員会」に協力いただきました。


閑話休題

この夏の科学イベントは、川崎市主催、川崎市の小学校に案内が配られていたらしく、訪れた皆さんは小学生のお子さんを中心とした家族づれの参加のようで、開始前から長蛇の列となる、たいへんなにぎわいとなりました。

殿町イベント行列

イベント開始前、整理券配布のための人気の大行列!

殿町イベントフロアマップ

イベントフロアマップイメージ

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「スマイルコイン」体験と笑顔計測技術展示 コーナー

マシュマロチャレンジ

慶応SDM  ❝マシュマロチャレンジ❞ コーナー!

慶応殿町キャンパス展示のほか、おなじ部屋には、大和ハウスのセラピーアザラシロボット「パロ」コーナーや、ナース服を着てお医者さんの聴診器を体験できる医療を知るコーナーなどなど。どれも身近なテーマを深く知ることができる趣向をこらした体験になっていました。

大和ハウス展示コーナー

お隣の ❝大和ハウス「パロ」❞ コーナー

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ナース服がならぶ医療を知るコーナー

「スマイルコイン」での笑顔バトルを体験してくれた子供たちにも、何か発見があったでしょうか。
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なかには3・2・1で笑顔になることに照れてしまって固い表情をとかせないお子さんも当然いるのですが、皆さん一様にバトル直後の顔がとってもかわいい!!

日常でカメラのシャッターを切るときに「ハイチーズ!」のあとにもシャッターをきり続けるのは、その自然な表情がほしいからですが、笑顔バトルでも、小さな緊張のあとの笑顔に最高の笑顔がやってくるようにもみえました。

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実際、「スマイルコイン」の周囲でまきおこる笑顔の輪はとてもハッピーです。
この日、これまでの夏祭りとちがったのは、会場が会議室ということでした。
お祭りのように出展が横並びに一列に並ぶのではなく、部屋の壁に沿ってまるく展示がおかれると、お隣がとても近く手の空いた方が自然に見学者になってくださり、結果的に「笑顔の応援団」になってくださる現象がおきていました。

バトル直後の最高の笑顔。
子どもたちのバトルをみながら大笑いする大人たち。
次のチャレンジを待ちながら笑顔の練習をする子供たち。
そして、自然に応援する人々。

お祭りで、通りすがりに笑顔をおいていってくれる体験もハッピーでしたが、この日のように笑顔の輪が広がっていく光景もまたなかなか素敵なものでした。

人は同じ空間にいるほかの人間と(思ったよりもずっと)笑顔を交わしたがっている。共感できる事象(きっかけ)があるとそのキモチは自然にふくらんで、笑顔の交換は自然におこるのかもしれない。夏の科学でのわたしの小さな発見でした。

これで3回つづいた夏の笑顔のお手伝いもおわりと聞いています。
突然の体力勝負の日々でしたが、たくさんのハッピーに出会うことができました。

殿町で出会ったみなさん、
笑顔をありがとうございました!

岩波さんと浅沼さん

岩波さんと浅沼さん、運営スタッフおつかれさまでした!

(by atsuko)

※本展示は、クウジット株式会社が提供するKART顔画像認識ソリューション、および、ソニー株式会社が開発した顔画像認識技術を利用しています。