クウジット設立15周年に向けた「ウェルビーイング経営変革プロジェクト」として、月に一度、いろんな業界のエキスパートをお招きしてご講演いただく「月一ゲストトーク」イベント(前回記事はこちら)。
第二回目のゲストとして、クレメンティア荒尾さんにお越しいただきました。
荒尾さんは自治体の保健師から外資系企業コンサルタントへ転身。さらにその幅広い経験を活かし株式会社クレメンティアを起業されました。
クレメンティアでは企業自治体へのコンサルティングのみならずご自身で企業や地域を幸せにする様々なサービスを手掛けているほか、研究機関・大学の研究員としても席を置き、アカデミックな活動にも力を入れている、まさに八面六臂の活躍をされている大変エネルギッシュなお方なのです。
ゲストトークでは、ウェルビーイングというコンセプトで、これまでのご自身の異色ともいえる経歴や手がけたサービス、これからの環境変化、ニーズ等について講演いただきました。
クウジットは荒尾さんが手掛けるサービスをエンジニアリングという立場からお手伝いさせていただいておりますが、今回改めて経緯やモチベーションも含めた一連の流れを講演いただいたことで、サービスへの理解が深まったとともに、とにかく元気!一つ一つの言葉からあふれだすエネルギーに私自身も元気をいただきました。
荒尾さん、お忙しいなか大変貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました!
そうだ、参考までに荒尾さんが手掛けた数々のサービスをいくつかご紹介しますね。
一つ目は「幸せデザインサーベイ」。
従業員が生き生きと幸せに働くことで企業が持続的に成長できるよう、企業の経営指標と従業員アンケートを分析可視化するサービスです。
企業に勤めていると、健康診断やストレスチェックなど、心身を損なうリスク軽減のための施策を目にすることは多いかと思いますが、このように従業員や企業の幸せ・成長を目的とするサービスはとても興味深いと感じました。
クウジットも以前「幸せデザインサーベイ」を受けてみた際の体験記が別Blogに記載されておりますので、もしご興味あればご覧になってはいかがでしょうか。
もう一つは「Local Dialogue」。
質問が書かれたカードを用いて対話しながら、幸せなまちづくりを考えるワークツールです。
こちらはアンケートから一歩踏み込んだ対話ベースのツールとなっており、対話を通じて表層からは得づらい真の課題や洞察を得やすいという特徴があります。
私も個人的に一度ワークショップに参加しましたが、話下手で人見知りな私でも、カードを通じてゲーム気分で対話が進行するので、楽しく自然にワークに入り込むことができました。こういった特性が、通常の議論でありがちな「一部の声の大きな人の意見だけが通る」ようなことをうまく抑止できているのだなと感心しました。
いかがでしょうか、幸せをコンセプトとする点は共通ですが、それぞれ切り口が特徴的でどちらも興味惹かれるのではないでしょうか。
最後に余談。本文中「八面六臂の活躍」という表現を使いましたが、あらためてこの言葉をみると「面」は顔、「臂」はひじ。いずれも人間の部位。やはり事を成すには人間が資本なのだなと改めて感じました。
クウジットはこれからも独自の技術とアプローチで、ウェルビーイングあふれる社会にすべく頑張ります!