「ロケーション・アンプ」に込めた想い

その昔、通称「パソコンの父」と呼ばれる
アラン・ケイ(Alan Kay, 1940-)は

『「パーソナルコンピュータ」は
「Intelligence Amplifier」(知識の増幅器)』であり

楽器のような存在にしたい』
とのコンセプトを語っています

いま、バーチャル(空)とリアル(実)の融合が進み
ますます不可分になる中

これは人ではなく場所・空間をバーチャル側に
拡張・増幅せんとする試みであり

ケイ氏に敬意を表し
Location Amplifier(場所・空間の増幅器)
と命名したサービスの事例です

インターネットが大いに発達した現代社会
特定の場所に依存した生活が少なくなると共に、
場所が本来持つ力も見失われがちです

IT技術をもって場所に物語を語らせ
場所と時間の感覚をより一層リアルに
五感で感じる術を提供する

そうすることで、
物語の主体はいまや

場所でも
データでも
スクリーンに点滅するアイコンでもなく

いまここにいる我々自身へと帰すのです

クウジットは
「空」と「実」とをつなぐ技術で
そのような新しい体験価値を提案、 創造することを願っています。

(2010年1月 東京国立博物館で実施した「ロケーション・アンプ for 法隆寺宝物館」実証実験に向けて
エントランスで自動再生するメッセージとして honjo/sueyoshi 寄稿。実際には使わなかった。)