幕張メッセで開催中の CEATEC JAPAN 2009の「PlaceEngine」関連の話題について紹介します。
今年は、「PlaceEngine」そのものの技術出展ではなく、「PlaceEngine屋内位置測位ソリューション」という展示会場のような屋内施設でも無線LAN電波を用いて現在位置を推定するソリューション展示として、インテルブース内で出展しております。日経BPさん+インテルさん共同の主催者展示コーナーのエリア内に 無線LANアクセスポイントを設置して、およそ3-5m程度の位置精度でブース内の場所を推定しています。クライアント側のデバイス/OS環境は、MID/Moblin環境上でデモしています。
MID/Moblin上のWebブラウザ内で、フロアマップ上の現在位置を表示します。
この「PlaceEngine屋内位置測位ソリューション」は、「ライフコンテンツ フロンティア」ブース内の「セカイカメラ」展示にも提供しており、実際に利用されています。
ステージを囲む空間に、写真のように「セカイカメラ」がインストールされたiPhoneが複数台設置されており、「YAMAHA+セカイカメラ」のリアルタイムデモに参加できるようになっているようです。 各種ニュースになっていますので、人が人を呼び、ものすごい人気ですね。
さて、「PlaceEngine」技術を搭載した各種商品や参考出展もいろいろ紹介されていますのでご紹介します。
ゼンリンさんのブースでは、先日発表されたPSPソフト「みんなのナビ」(11月5日発売)が大きく展示されていました。ソニーのnav-u ナビゲーションエンジン+クウジットのPlaceEngine搭載により、車でも徒歩でも使えるナビゲーションソフトとして説明されていました。発売が楽しみです。
また、クウジットのブースのお隣さんでは、エディアさんの「MID向け次世代通信ナビゲーションシステム」が展示されています。もともとエディアさんには、PSPソフト「MAPLUSポータブルナビ3」でPlaceEngine技術を提供しておりますが、PSP以外のプラットフォーム(今回は、Moblin Linux上)でも、同様のGPS+PlaceEngineハイブリッドのナビゲーションとして実装されています。写真右は、地下街マップも搭載しており、地下街でもPlaceEngineにより、現在位置を推定している様子。(デモモード)
また、ソニーブースでは、発表されたばかりのソニーの超薄型・超軽量ノートPC「VAIO X」シリーズ(10/22発売)が展示されており、クウジットは、「VAIO X」シリーズに Windows 7 対応の PlaceEngine(GPS+Wi-Fiハイブリッド版)を提供しています。 (*)
本日、CEATEC JAPAN 2009最終日の一般公開日です。まだ間に合いますので、インテルブース内のクウジット展示で、ご来場お待ちしています!(by guchi)
※Windows7対応の公開版PlaceEngineクライアントソフトのリリーススケジュールは、現在詳細は未定です。今後PlaceEngine公式サイトで逐次告知いたしますので、しばらくお待ちください。