12/6 ニコニコ研究会が主催する「第1回ニコニコ学会βシンポジウム」が開催されました。
クウジットは、前エントリーでお知らせしたように、本シンポジウムのコンセプトに共感、その未来に期待し、応援することにしました。
はたして、実際の「ニコニコ学会β」イベントは、とても刺激的なものとなりました。
どのセッションにおいても、登壇者の方たちが輝いていることといったらありません。
少なくとも、私の心は、「わくわく、どきどき」、「うー、おれも、私も!」、「次回以降どうなるの?」など、揺れ動きました。
ニコファーレで、ニコ生中継、リアルタイムに弾幕の嵐
会場にいた知り合い、そして交流会での興奮さめやらぬ参加者の方々からのコメントを聞くにつけ、研究者のみならず、現代に生きてカッティングエッジを走る表現者たちの、この上ない演出空間でもあり、「生」を感じる瞬間なのかもしれませんね。
元気になります。7時間ありますが、ぜひご視聴ください。
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv72478844 (ニコニコ動画のアカウントが必要です)
さて、以下は、クウジットつながりでの内容について、簡単にご紹介します。
まずは、3rd セッション「研究100連発」で、トリの81-100発目を披露した東大の暦本教授。クウジットの共同創業者でもあります。90年代の一連の実世界指向インターフェース、ARの研究から現在進行中のネタまで、一気に概観することができます。
暦本さんの研究20連発は、こちら
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv72478844#3:31:26
3rdと4thセッションの間の休憩中では、クウジットがニコファーレ仕様の360°空間でビデオ上映をさせていただきました。(銀座ソニービルで開催中の「Dream Xmas 2011」と「電脳コイルAR」、いずれもSmartAR技術の展開事例になります)
クウジットの上映部分は、こちら
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv72478844#3:54:10
さて、最後の5th セッション「研究してみたマッドネス」(@hachiya さん進行)では、スポンサー賞として、「クウジット賞」(賞品:「電脳コイルBlu-ray Disc Box Director’s Edition(限定版)」)を設けさせていただきました。
そして、数ある魅力的な発表の中から、アミッドPさんの「アミッドスクリーン」を選ばせていただきました。
「空」と「実」をつなぐ技術で体験価値を追求したいクウジットとしては、今回、空間演出的な発表に目を留めました。その中で、イベントに利用される 透過スクリーンは、業務用で数あれど、まだ高価なもの。それを、なんと日常品である「網戸」が使えるのではないかと発想し、利用してみた「アミッドスクリーン」、自作でき、個人や小団体での活動にでも手がとどくコストパフォーマンスを示し、実際の事例も積み上がっている点を評価しました。今後のさらなる展開、マッ シュアップやコラボにも期待しています。
リアルとネットをつなぐのは、まさに”網戸”, 「網への扉」だったんですねw
「クウジット賞」 アミッドP さん(@AOKI_KC)の発表はこちら
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv72478844#6:49:07
「クウジット賞」受賞の様子は、こちら
URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv72478844#7:05:45
こちらの記念写真は、Koozytの「Smile Magic」という笑顔認識を利用した空間演出ソリューションで、会場に持ち込んだノートPC上で、アミッドPさんの笑顔、”ニコニコ”を認識して、動的に「クウジット賞」特製のアニメーションを合成したものです。
ところで、実は、「クウジット賞」の選定で、最後まで迷った発表がもう1つあります。賞は1つしか進呈できなかったので、この場で紹介させていただきます。それは、裸眼立体映像システムの「FVP(Future Vision Projector)」(Aonoさん)です。こちらは、なんと23台ものプロジェクタをつなげて、裸眼で立体映像を視聴できるまでに自作されたもの。(発表様子はこちら)私たちも空間演出系のお仕事で、裸眼3Dやホログラフィックの表現系技術をサーベイ中でしたので、たいへん驚かされました。ノウハウもつまっていると感じます。ミクへの「金のかかる天使です」という愛情表現にもやられましたw 今後の発展にたいへん期待したいと思います。
最期に、ドワンゴさんのニコファーレ空間での映像演出。ちょうど、アミッドPさんの「ニコファーレの演出が網戸でできる!」という発表の後だっただけに、そのニコファーレの本気に会場も視聴者も大ウケ。ぜひこちらもご覧ください。
次回のニコニコ研究会の活動は、来年4月を予定しているとのこと。目がはなせませんね!
クウジットは、今後もリアルとネットをつなぐ技術で、人の行動や体験をデザインし、わくわくするような新しいユーザー価値を提案、創造してまいります。
Koozyt, Inc.
(by Taka Sueyoshi)
コメント
[…] 会場内で開催されたポスターセッションも大人気。来場者と発表者と直接コミュニケーションしながら輪がひろがっていました。第1回「研究してみたマッドネス」でクウジット賞受賞のアミッドPさんも「ミニアミッドスクリーン」で”辻ミク”を披露。@yumu19 さんの「SleepTyping」も人気を博していました。 […]
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