後編です。
11/10(金)~12(日) 御殿山の森でのアート&テクノロジーイベント【GOTENYAMA ART & TECHNOLOGY WEEK2017】。クウジットは、ISIDイノラボさんが提供した”エミタメ”と”iART” 展示に技術協力しました。
今回は、前編でエミタメの紹介をしたところで、次は 「iART」 の紹介です。巨大スクリーンの中に自分と同じ顔を持つ妖精が生まれる 「iART」 とはいったいどんなものだったのでしょう。
◆フルーツ妖精になれるAR劇場 iART(アイアート)
「iART」という作品名は、Interactive AR(Augmented-Reality) Theaterの略でもあります。巨大なこのスクリーンの上のほうに星がかかげられており、その星にむかって手をあわせると、、
なんと、じぶんそっくりのフルーツ妖精(しかも大きい!!)が誕生し、星からすとーんと降りてきます。この潔く生まれてくるサマはなぜだかちょっと気持ちよく。
想像しなかった喜びがわき、ちょっと燥いでしまいます。わたしはココにいるのに…目のまえでわたしの顔の妖精がキョロキョロと、明らかに、わたしの意志とは関係なく自由に動いているのは既視感もありつつ不思議な光景。
どうやっているのか、表情までコロコロ変わり、口をパクパクしながら動き回ります。
そして、こちらの説明を頼りに手元のスマホにアプリをダウンロードしておくと、
QRコードの隣で笑っている分身(フルーツ妖精)を手元のスマホ※に取りこんで、連れて帰ることができるのです。(※ 専用アプリケーション「フルーツ妖精を持って帰ろう!」のダウンロードが必要です)
どうやら撮影した人物の外見により、女性だとイチゴ妖精、男性だとバナナ妖精になりやすいそうです。スクリーンキャプチャにもチラッと写っているように、たまにパイナップルになることも…?!
スマホのうえでも自由にふるまう妖精は、スクリーンキャプチャで捕まえようとしてもなかなか捕まらないくらい奔放でした。何故だかかわいい。自分の妖精。もしこれが、うちの中を歩き始めたりしたら、きっと自然と話しかけたり話しあったりするでしょう。誰でも心の中では「内省」や自分自身の無意識との「対話」をしていること。もしかしたら、このように明示的に自分を可視化してあげることで、自分の無意識との「対話」や「内省」をエンハンスする、そんな新しい対話方法が創発されるかもしれませんね。
◆iART の技術
人の顔をリアルタイムで3D検出し、自分の顔をした妖精が画面に出現するコンテンツ。現れた妖精とコミュニケーションをとったり、スマートフォンに入れて持ち帰ったりすることもできます。街の中に劇場AR空間を創り出し、訪れる人にあわせて様々な動きを見せるインタラクティブ体験展示。
未体験のかたは、ぜひ体験してみてほしいコンテンツ。
次の機会をぜひお楽しみに!
【reported by a.】