東京・銀座 ソニービルのイルミネーション「Dream Xmas 2011」は、今週12/25までの開催です。 ぜひこの機会にお立ち寄りくださいませ。
かくいう私、Koozytでは、最近はアート系プロジェクト担当のKooも、ようやくソニービルの屋外スペースに設置されているインタラクティブなARイルミネーション「Dream Xmas 2011」を体験してきました。私は、本プロジェクトには関わっていなかったのですが、開発段階から、なにやらソニーPCLやWOWさんとのお仕事ということで、ずっと楽しみにしてました。これまで、なかなか時間が取れず、11月30日に点灯式が行われてから、実は初めての銀座入り。
「Dream Xmas 2011」イベント[プレスリリース ]
マリオンを通り抜けると4万球のLEDを使用した巨大クリスマスオブジェ(ツリー)はすぐ目に飛び込んできました。ツリー全体から光が放たれる瞬間は遠くから見るとまるで魔法使いのワンドのよう。しかも、光彩色豊か。
そして、近づくにつれ、ツリーの前に人だかりができているのが分かります。そう、大きなクリスマスツリーとその横に大画面ビジョン、そしてSmartARや顔認識技術を使ったインタラクションとツリーに連動したイルミネーション演出がされているのです。大画面には通行人の画像が映し出され、その頭上に雪や様々な形のオーナメントが降り注ぎます。
自分の顔が大画面に映っていることに気付き、頭上にオーナメントが留まることに驚喜し、それを掴んだり、頭で跳ね返そうとする内に、横のツリーのイルミネーションが自分たちのインタラクションと連動していることに驚嘆する‐そういったプロセスが幾重にも繰り広げられていました。
空間として絶大なインパクトを放っているのは巨大なクリスマスオブジェとそのイルミネーション。見事、場所の色を規定していました。このリアルな物体との連動のおかげで技術が生きた、そんな印象を受けた「Dream Xmas 2011」でした。(ぎりぎりまで現場合わせが行われた今回のARアプリケーション開発はものすごく大変そうでしたがw)
共通項はとにかくみんな楽しそう!
知り合いの東京都市大学の岡部先生からもうれしい体験コメントをもらいましたので紹介します。
「街をあるく人々の歩調や活動や経験が技術によって「一体化」していく感じがして、その輪に意図的に入ってみたり、あえてその輪をちょっと離れたところから眺めて見たりして楽しんできました。たまたま居合わせた見知らぬひとびとの経験を紡ぐARが、私にとってはすごく心地よかったです。おそらく、ひとりまたは2-3人の知人どうしのみでARイルミネーションを眺めるよりも、豊かな経験になったと思います。」(by daisuke okabe @dai_okabe)
コメントにもあるように、そういった、わくわく、ふわふわした空気が全体に一体感を与え、見ず知らずの人々の動きも全体として生き物のよう。積極的にカメラに近づこうとする人がいるかいないかで、人の輪が縮んだり、広がったり。また、小さな子供から外国の方々まで、言葉は不要。飛んだり跳ねたり、皆さんそれぞれの表現で楽しんでいる様子でした。夜も更けてくると、リアルなその場でのコミュニケーションも始まります。個人的には、大人たちが無邪気にはしゃいでいる様子がとても印象的でした。見た目とのギャップがかわいいというのでしょうか^^) また、初老の方が「ソニー、なかなか洒落たことやるね!」とつぶやいてくれていたことがとてもうれしかったです。
さらに1時間に一度の”時報”の役割を担っている「スペシャル演出」。結局、この日は3度見たのですが、演出終了後は、テンションがものすごく高まります。
そして、その場のカメラ映像に切り替わるとまた人が集まり始め、ほとんどの人がまずは自分の携帯で記念撮影。時間x場所x自分の記録として残しておきたいと思う空間になっていることを嬉しく思いながら帰路についたKooでした。
(by Koo)