広報スタッフのShioriです。
先日「クウジット、資生堂「笑顔講座」(※)のデジタルコンテンツ化に技術協力」というニュースを公開しましたが、今回のエントリーでは、その「笑顔講座」ってどんなことやるの?という疑問にお答えしたいと思います。
そこで、資生堂 高野ルリ子氏(ビューティークリエーション部ビューティーソフト開発グループ グループマネージャー)に「笑顔講座」を特別に、Koozytメンバー一同のために開催、レクチャーいただきました。 私自身も参加、体験させていただきましたので、その様子を振り返りレポートします!
※「笑顔講座」とは、資生堂が化粧品・美容情報の開発を通じて、長年蓄積してきた「顔・表情の印象研究」「笑顔研究」をベースに構築し、これまで学校・企業で開催している講座となっています。これは中学校の教育現場から「人付き合いが苦手」「表情が乏しい」生徒が増えたという声を受け、資生堂のこれまでの研究成果を基に構築されています。
「笑顔講座」の受講を通じて、人の表情の起源や相手が表情から感じる印象などの一般知識を知ることができました。例えば、一番古くからある感情は、怒りなんだそうです。犬や猫などを見ると確かに命の危険を感じると歯をむき出して怒っている様子が見られますよね。そして笑うというのは、人間しか持ち合わせていない独特な感情であることを改めて理解することが出来ました。
(メラビアンの法則:行動と矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方に着目して、他人にどのような影響を及ぼしているかを判断する法則)
(サルから見る微笑みの起源)
さらに、コミュニケーションにおいて笑顔の持つ意味や大切さを知ることも出来ました。笑顔度によって相手に与える印象に違いが出ることはもちろんのこと、素顔やメーク顔などによって同じ笑顔度でも相手に与える印象に変化が起こることも知ることが出来ました。いつも何気なく笑っていましたが、笑顔というのは奥が深いですね。
(笑顔度だけではなく素顔やメーク顔でも印象が変わる)
実際の笑顔練習の場面では、手元に鏡が用意されており、アンケート用紙に書かれたいくつかの質問に合わせて自分の笑顔度を測っていきました。(開催する場所に合わせて質問項目も変えているそうです)
今回のアンケートには、お友達に挨拶をする時の笑顔や、初対面の方に挨拶をするの笑顔などの質問項目があり、これに合わせて鏡に向かって笑顔練習をしていきます。笑顔度を0〜120%で表したお手本となるサンプル画像を見ながら自分はいまどのくらいの笑顔度で相手に接しているのかを確認していきました。
(真剣に「笑顔講座」を受講するKoozyt代表の末吉。
笑う門には福来る!ですからね。しっかり笑顔練習お願いしますー!)
(スマイル度を0〜120%で表した画像)
笑顔練習を通して、私自身の場合、初対面の方に挨拶をする時には60%くらいの笑顔度だなぁと自己認識しました。これは初対面の方にあまりに低い笑顔度で接してしまうと悪い印象を与えますし、逆に120%の笑顔度で接してしまうと怪しまれるのではないかと考えたからです。
一方で、末吉に聞いてみると、「初対面でも120%だ!(キリッ」という答え。いつも、とても高い笑顔度で接しているようでした。人それぞれなんですね。(だ、大丈夫かな。怪しまれてないだろうか。。。)
表情コミュニケーションについて理解を深め、実際自分の笑顔についても知ったところで、最後に2チームに分かれてより素敵な笑顔が出来るチームを決めるバトルも行い、満面の笑顔の内に講座は終了となりました。
(笑顔講座を受講中のKoozytメンバー一同)
クウジットは、本「笑顔講座」のエッセンスを、ICTを活用した笑顔計測やインタラクション、笑顔促進に関する経験や知見をもとにアプリケーションの企画・開発協力、およびKART顔画像認識ソリューションの提供を行いました。現在、JAL CAさん向けに試験利用が開始されています。
笑う門には福来る。
笑顔に磨きのかかったKoozyt一同、これからも日本中に、世界中に、素敵な笑顔があふれるよう、笑顔、ハピネスを伝搬、増幅するお仕事を推進していきます!どうぞよろしくお願いいたします。(by Shiori)
※ 当該デジタルコンテンツは、クウジット株式会社が提供するKART顔画像認識ソリューションおよび、ソニー株式会社が開発した顔画像認識技術を利用しています