芝まつり2016 ~「笑顔バトルゲーム」展示のお手伝いをしてきましたよ♪

東京都港区芝商店会、「芝まつり」という毎年恒例の夏祭りがあります。(参考ブログ)そのお祭りの数日まえ、クウジット社長の末吉さんと、打ち合わせをしたのが運の尽き?「地元のお祭りがあるんだけどね、子供たちの対応できる?」と、突然の無茶ぶり、いやいや要請をいただいて、クウジットファミリーと、愉快な仲間たちの一員として夏祭りのお手伝いをしてきましたよ。

で、ブログも書いてくれと…(笑)

atsukoです。(もともと、末吉さんとは、○○年前に、元ソニーVAIO事業部つながりなのです。)

さて、クウジットが芝まつりに正式出展するのは、今年で2回目とのこと。(昨年の様子は、こちら

デジタルサイネージの展示だときいており、デジタルサイネージといえば、渋谷の交差点の頭上にそびえる巨大モニターのようなイメージでしょうか。当日現場に行ってみると、クウジットのそれは見た目は家庭用テレビを縦にし、かわいくデザインされた額縁をつけたもので(中身はスゴイのかも)これは家のテレビでもできちゃうものなのかしらといろんな生活シーンに登場する未来予想図も脳裏にちらり。

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デジタルサイネージ様子(というか、スタッフは末吉家次女の麻衣ちゃん。末吉さん、すっかりお父さんモード)

今年は、クウジットファミリーでお手伝い!とのコンセプトだったようで、飛鳥井家と末吉家が集合していましたよ。

クウジットファミリー

飛鳥井家(次男の翼くん、大学4年生)と末吉家(次女の麻衣ちゃん、高校2年生)が集合!

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笑顔バトル調整中!(お祭り開始前に、通りかかった子供たちに体験してもらい様子見)

今年のクウジット展示の内容は、「笑顔バトルゲーム」です。これは、数人で画面のまえに立ち、一斉に笑顔を披露していちばんいい笑顔の人の頭上に王冠が降りてくるというもの。

わたしは、この展示内容を最初聞いて、そもそも機械にむかって笑う「つくり笑顔」に意味はあるのかしら、実際どうなんだろう?と思いました。わたしの知るかぎり子どもも物心ついたころから「鏡にむかって笑顔をつくる」姿はこっそり行われる日常で。新しいお洋服を着てみては笑顔。髪型をととのえては笑顔。おでかけまえにも笑顔。その光景は微笑ましくもありました。そんな、いままではあまり表にでなかった人の習性を、世の中のハッピーに役立ててしまおうというクウジットさんの発想はオモシロイなあと勝手な想像をしましたが、そのコンセプトのほんとうの起源はまだ知りません。

そういえば、いつだったか健康をとりもどす!系のテレビ番組でも、笑うことは免疫力をたかめる、しかも、それはうそ笑いでも効果はあるのだと言っていましたね。

笑顔ゲーム説明

お祭り冒頭、笑顔バトルゲームについて紹介!地域活動って感じ♪

芝まつり金子さんと

「従来の輪投げなどのゲームのほかに、最先端のデジタルゲームが出展されるのはうれしい。毎年恒例となってきたね!」と喜ぶ芝商店会会長 金子さん(右)

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子供たちの列が途絶えることなく人気のゲームコーナーとなりました

そして、お祭りを終えて。

スタートはたとえ「つくり笑顔」だとしてもハッピー効果はあるんだなあ、と、サイネージの前にたつ子供たちをみていて発見しました。

「笑顔バトルゲーム」の遊びに嵌まった子供たちが何度も何度もチャレンジしに来るのですが(景品がなくなったあとも)いよいよコツをつかんだ子たちは「不思議の国のアリス」のあのチシャ猫のように並んでせーので「ニーーッ」。興奮したおももちでせいいっぱいの「笑い顔」をサイネージに披露するのです。

その光景は、まわりにいたどんな大人も笑顔になってしまう愛嬌たっぷりの姿。本人たちはともかく?みていた大人には確実にホンモノの笑顔が伝染したサイネージ効果でした。

実際、笑顔バトルゲームを体験した子どもたちの親御さんたちからも「この笑顔ゲーム、とてもよいですね!うちの子、笑わないんです。写真撮ると隠れちゃったり変顔したり。今日、うちの子こんなに笑うんだ!って思いました。」とのコメントがありました。

(※ 笑顔練習用としては、実際クウジットは、法人向けにこんな活動も行っています(「クウジット、資生堂「笑顔講座」のデジタルコンテンツ化に技術協力」

この悪意のない(笑)小さな「バトル」もウソから実(まこと)を生む肝だったのかもしれません。いくらつくり笑顔でもそこにあるのが「嘘だけ」だとまわりは白けるものですが、なにしろ子供たちは「お友だちとのバトル」に勝つために真剣で、そこにあるのは全力の本気。チシャ猫の笑顔に近づくために周りを気にせずせいいっぱい「ニーーッ」とやる姿は笑顔を誘います。そして、やっと勝ったお友だちに「よかったね~」と称える対戦相手のお友だち。その瞬間彼らにも本当の笑顔があふれていました。

もう1つ。昔から新しいことにチャレンジ意欲旺盛な末吉さん、笑顔バトルの勝者には、景品がもらえるのですが、その交換ルールにひと手間加えて、新しい実験的要素を今回も入れ込んでいたようです。まず、笑顔バトルの勝者には、直接景品が渡されるわけではなく、景品交換可能なコインが渡されるのですが、コインは1枚ではなく、参人数分のコインがもらえます(1人参加でスタッフとバトルした人は1枚)。交換できる景品もコイン枚数に応じてグレードがあり、笑顔の勝者は、いざコインを景品と交換する段階で、「コインを仲間と分け合うこともできるが、どうする?」と考えさせる試みになっていたのです。(ちなみに、デジタルサイネージからは、自動的にコインがちゃりん!と出てくる仕組みなのですが、どうなっているのかは、わたしにはわかりません。)

この実験的なルールの意図は、末吉さんから直接説明してもらいましょう

「昨今、シェアリングエコノミーがキーワードになっています。いきすぎた資本合理主義の影響で、大人の社会は行き詰まり、ほころびがいたるところで顔を出しています。元来、人と猿との違いの1つに、資源(食料など)の分配方法があるといわれます。猿のリーダーは、食料を基本独り占めし、メンバーたちは、そのおこぼれにあずかる。人は、(個人の観点からは非合理なのですが、集団、種の反映の観点からは)仲間たちに食料を分け与える。人の脳は、利他行動をとると、脳内に幸福ホルモン(オキシトシン)が分泌されるようになっているのです。世のため、人のための行動をとると幸せになれるんですよ!そして、生産性もあがるはず(…とそれはまた別の機会にw) さて、現代社会の大人たちのルールや制約をやはり強く受けている、現代の子供たちは、実際似たような状況の場合、どう感じ、どう行動するのか?資源(ご褒美)を独り占めする?or シェアリングする?という選択を提示されたとき、自分自身の心がどう感じ、どう行動するのか?という幸せのための意思決定の練習を、遊びの中に取り入れてみたかったのです。なんか文章で書くと、なにやらそれっぽい?もしくはうさんくさい?ですが、これも直観。おもしろそうだから、とにかく『やってみよう!』と思ったわけです。慶応SDM 前野研(幸福学)の研究員でありますので、研究意欲がふつふつと(笑)」

なるほど、わたしにはひとことでは書けません。。。なにやら壮大なお考えがあったのですね(たぶん)。実際、わたしは景品交換担当をしていたのですが、ほんと、いろんな子供たちの行動が見られました!まさに子供社会の縮図でしたね。独り占めしたい子、すぐに分け合う子、相談して決める子、最後まで迷う子など。最後まで迷って男の子向けの景品を選んだ女の子は、「決められないので、お兄ちゃんのにした」とのこと。

夏祭りのような笑顔が充満している場所でもなお、
クウジットの「笑顔サイネージ」は練られた仕込みによって
豪快な笑顔をうみだす笑顔の発信源になっていたように見えました。

わたしは会場にてふるいお友だちにも偶然会い、
前述のチシャ猫の一人はその友人のお子さんでもあり、
思いがけない笑顔にであえた愉しい夏祭りになりました。

瞬時に周りに伝わるはじける笑顔。
バトンのように手渡される笑顔。
遠くからしずかに見守るやさしい笑顔。

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クウジットファミリーと愉快な仲間たち、スタッフ一同(写真撮影:小野さん)

クウジットの笑顔快進撃、今後もとても楽しみです!

[記:ゆかいな仲間たち atsuko]

(追記)
え!?8/5 虎ノ門一丁目琴平町の夏まつり、8/9 川崎殿町 キングスカイフロントでの夏まつりも助けてくれですって…ほんと祭り好きだわ…